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イオンリテール/広島市にイオン版グローサラント「ここdeデリ」最大店舗

2018年04月24日 19:50 / 店舗レポート

イオンスタイル西風新都では、新たな取り組みとして、各飲食提供店舗と果物、精肉、鮮魚といった生鮮食品売場を併設するレイアウトを採用した。

<飲食店舗に生鮮食品売場を併設>
飲食店舗に生鮮食品売場を併設

これまでの「ここdeデリ」の取り組みでは、店頭で販売している素材を使用したメニューを提供していても、素材の売場と離れた場所に飲食店舗を配置していたため、メニューの材料となる素材の販売につながりにくい課題があった。

<リワードキッチンプラスのメニュー例>
リワードキッチンプラスのメニュー例

今回は、フレッシュ―ジュース売場に果物コーナー、ガブリングステーキに精肉コーナー、魚魚彩に鮮魚コーナーをそれぞれ隣接させた。

<ガブリングステーキのメニュー例>
ガブリングステーキのメニュー例

先行して売場の併設を開始した魚魚彩では、メニューとして提供された寿司や海鮮丼を食べたお客が、「この魚が欲しい」と、隣接する鮮魚売場で魚を購入するシーンも生まれていたという。

各部門では対面販売コーナーを設置し、リアル店舗として接客で商品を訴求する。

<魚魚彩のメニューの一例>
魚魚彩のメニューの一例

飲食店ではなく、食物販を行っているイオンリテールの特色として、単にメニューを味わうだけでなく、そのメニューに使用された素材も購入できる点を打ち出す方針だ。

<ペルグラーノでは季節のメニューも>
ペルグラーノでは季節のメニューも

生パスタのペルグラーノでは、メニューに使用する生パスタは販売していないが、青果売場で販売している季節の野菜を使用したメニューを用意し、生鮮部門との連動を図る。

ガブリングステーキは、イオンスタイルumieで2017年7月に開始し、西風新都店を含めて2店を展開する。魚魚彩は、イオンスタイル神戸南で2017年6月に開始し、5店目の出店となった。

ペルグラーノは、イオンスタイルumieで2017年7月に開始し3店目、サンドイッチ ショップは、イオンスタイル新浦安MONAで2017年7月に開始し5店目の出店となった。

リワードキッチンは、2015年11月のイオンスタイル板橋前野町から開始、リワードキッチンプラスは、イオンスタイル新浦安MONAで2017年7月に開始し2店目の展開となった。

<酒コーナーにはバルを併設>
酒コーナーにはバルを併設

酒は、イオンのお酒専門店「イオンリカー」を配置し、約800種類のワインや酒処広島の35蔵元の銘酒などを販売する。

広島の地酒を中心としたアルコールのほか、今、注目の甘酒などを楽しめる、カジュアルなバル「Tachimachi(たちまち) BAL」を設置。たちまちとは、広島弁で「とりあえず」の意味で、気軽に立ち寄れる空間を提供する。

<店舗中央に2階アウトレットへのエスカレーターを配置>
店舗中央に2階アウトレットへのエスカレーターを配置

店舗レイアウトでも新たな挑戦を実施し、イオンリテールで初めて通過型レーン形式のレジを廃止した。

アイランド型の専門店形式のレジを採用し、商品の袋詰めも行うことで、非日常の買い物体験を演出する。

<店舗レイアウト>
店舗レイアウト

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