日本フードサービス協会/外食産業の11月度売上3.9%増、客足堅調
2017年12月25日 17:20 / 月次
- 関連キーワード
- ファミリーレストラン
- 日本フードサービス協会
日本フードサービス協会が発表した外食産業市場動向調査によると、外食産業の11月度売上状況は、前年同月比3.9%増と前年を上回った。
11月は、台風などに見舞われた前月に比べると比較的穏やかな天候の地域が多く、全般的に客足堅調、客数は1.0%増となった。
引き続きファストフード、ファミリーレストランを中心にフェアメニューなど高単価商品が堅調な店舗も多く、客単価が上昇したことから、全体の売上は3.9%増と前年を上回った。
ファーストフード業態は全体売上は4.4%増と前年を上回った。
洋風は、引き続き期間限定メニューなどが好調、売上は7.7%増。和風は、平年より気温が低かったこともあり鍋などの温かい季節メニューが好調で客単価上昇、売上も4.1%増となった。
麺類は、店舗増に加えフェア品が好調で単価上昇、売上は5.0%増。持ち帰り米飯・回転寿司は、価格が高めの商品を増やしている回転寿司で客単価が上昇し、売上1.5%増。
その他は、アイスクリームが昨年の他産業とのコラボキャンペーンがあった反動で客数が大幅に減少、売上は8.6%減となった。
ファミリーレストラン業態は全体売上は3.3%増と前年を上回った。
業種別では、洋風は、営業時間短縮の影響などで客数が前年を割れるも、ディナー時間帯が好調なところが多く客単価が上昇、売上2.0%増。和風も、季節限定フェアが好調で客単価上昇、売上1.4%増と8か月ぶりに前年を上回った。
中華は、キャンペーンメニューなどが好調で客数・客単価ともに上昇、売上4.0%増。焼き肉は、継続して好調を維持しており、売上11.6%増と12か月連続して前年を上回った。
パブ・居酒屋業態は、飲酒業態も天候が安定したことなどで客足が戻り、客数0.8%増、全体売上も0.4%増と5か月ぶりに前年を上回った。
パブ・ビアホールは、客数増で既存店・新規店ともに好調、売上は3.5%増。居酒屋は、回復トレンドが感じられるものの、店舗減の影響で売上は前年をわずかに下回り0.4%減となった。
ディナーレストラン業態は、都心部の法人需要増などで客数が増え、売上は堅調で5.3%増となった。
喫茶業態は、旬の国産食材を使ったジュースや新商品の食べ物などが好評で客単価が上昇、売上は3.4%増となった。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。