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大手百貨店/5月三越伊勢丹1.8%減、高島屋0.1%減

月次/2019年06月03日

三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、エイチ・ツー・オーリテイリング、高島屋、そごう・西武は6月3日、5月の売上速報を発表した。

<百貨店イメージ(改装した伊勢丹メンズ館)>
メンズ館

既存店売上は、三越伊勢丹1.8%減、J.フロントリテイリング(大丸松坂屋百貨店)1.1%増、エイチ・ツー・オー0.2%増、高島屋0.1%減、そごう・西武0.0%だった。

前年同月よりダウンした三越伊勢丹では、ラグジュアリーブランドは好調だったものの、改装による売場閉鎖などが響いた。高島屋も高額品の動きはよかったが、婦人・紳士の衣料、雑貨が振るわなかった。

■三越伊勢丹(2019年3月期売上高:1兆1968億円)
首都圏既存店1.8%減、国内百貨店既存店計1.3%減だった。

三越伊勢丹と国内百貨店では、ラグジュアリーブランドや宝飾・時計は引き続き好調であり、ゴールデンウィーク(GW)では新客も来店し、堅調に推移したものの、全体としては伸び悩み、ともに前年実績を下回った。

基幹店ではラグジュアリーブランドの衣料品やハンドバック、宝飾・時計をはじめ、GW後の気温上昇に伴い夏物アイテムの帽子やサングラスも伸長したが、新宿店と日本橋店ともにリモデル工事に伴う催事場閉鎖などのマイナス与件もあり、前年実績には若干届かなかった。

免税売上は国内百貨店計、三越伊勢丹(首都圏)計、基幹店計共に前年を上回り、地域店では札幌三越、札幌丸井今井、名古屋三越栄店、岩田屋本店などが前年プラスになった。

特に好調なカテゴリーはラグジュアリーブランド、宝飾・時計などだった。

■J.フロントリテイリング(2019年2月期売上高:1兆1251億円)
大丸松坂屋百貨店の売上高は前年同月比1.1%増、博多大丸、下関大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の売上高は0.7%増となった。

5月度の百貨店事業の売上高は、気温の上昇に伴いワンピースなど夏ものファッションに動きが見られた。

化粧品、ラグジュアリーブランドが国内・訪日外国人需要ともに好調に推移し、宝飾品も売上を伸ばしたことなどから、大丸松坂屋百貨店合計では対前年1.1%増、関係百貨店を含めた百貨店事業合計では、0.7%増となった。

大丸松坂屋百貨店合計、百貨店事業合計ともに4カ月連続で前年実績を上回った。

また、大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高(速報値)は約23%増(客数14%増、客単価8%増)となった。

店舗別では、札幌店が8カ月連続、心斎橋店、東京店、名古屋店が4カ月連続で対前年プラスとなるなど、直営13店舗中8店舗が前年実績を上回った

■H2O(2019年3月期売上高:9368億円)
百貨店事業の全社計の売上高は0.2%増となった。内訳は阪急本店0.4%増、阪神梅田本店0.7%増、支店計0.2%減。

好天に恵まれ、気温の上昇とともに帽子やパラソル、サンダルなどの初夏アイテムの動きがよかった。

初の10連休だったGWは、特に都心店が、広域から多くのファミリー層を中心に多数来店。1~6日の期間売上高前年比2%増だった。

しかしその後、GWの反動や消費マインドの足踏みがあったものの、月トータルではわずかながら前年を超えた。

支店は12店舗中5店舗が前年を上回った。特に博多阪急(4%増)が、充実した品揃えのジュエリーに対する認知度向上で、広域からの集客力が高まり、好調を持続した。

西宮阪急(0%)も改装したライフスタイル提案売場が集客に寄与した。

阪急本店は、GW商戦(4%増)はファミリー向けイベントを強化したことで、既存顧客に加え、広域からファミリー層も多数来店した。

婦人ファッション(4%増)は、モードが継続的に好調。

また、婦人服飾品はバッグが昨秋の改装以降、新客獲得に寄与したとともに初夏アイテムのサンダルや帽子、サングラスなどが好調に推移した。

さらに、化粧品が国内・インバウンドともに好調だった。

インバウンド売上(11%増)は、高額なジュエリーや海外ブランのバッグが継続的に動きがいい一般品、リピーターが順調に増加している化粧品を中心とした消耗品ともに好調に推移。

高額品(5%増)は、海外の人気ブランドのジュエリーを中心に好調な動きを見せた。

阪急メンズ大阪は、海外ブランド品が継続的に好調な動きを見せるとともに、ファッションのカジュアル化で、Tシャツやスニーカーなどのスポーティなアイテムが人気だった。

■高島屋(2019年2月期売上高:9128億円)
高島屋単体13店の売上高は0.1%減、岡山高島屋、岐阜高島屋、米子高島屋、高崎高島屋を含めた17店の売上高は0.1%減となった。

5月度の店頭売上は、ラグジュアリーブランドを中心とした高額品売上は引き続き伸長したが、関東地方における大雨の影響などもあり、ほぼ前年並みとなった。

なお、免税売上は前年比0.4%増となった。

店舗別売上は、大型店では大阪店、京都店、日本橋店が前年を上回った。地方郊外店では、米子店、高崎店が前年比プラスだった。

なお、立川店・堺店は前年同月比で売場面積が縮小している。

日本橋店も、昨年9月からレストラン街の運営を東神開発に移管したため、百貨店としての売場面積が縮小している。

商品別売上は、特選衣料雑貨・宝飾品・食料品(同社分類による17店舗ベース、以下同じ)などが前年比プラスとなった。

一方で、紳士服・紳士雑貨・婦人服・婦人雑貨・子供ホビー・リビングなどは前年に届かなった。

■そごう・西武(2019年2月期売上高:6152億円)
そごう・西武15店の売上高は0.8%増、西武池袋本店は0.0%となった。

5月の売上は、高級雑貨が伸長。とりわけ時計が2ケタ伸長と牽引したため、前年並みを維持した。

また、気温の上昇にともない日傘、帽子など初夏向けの洋品も動いた。

衣料品では、ワンピースなどに動きのあった婦人服が、前年を上回った一方、紳士服とこども服は若干伸び悩んだ。

免税利用に関しては、売上は前年比で約5%増、客数は前年並みとなった。

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