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ファミリーレストラン/10月既存店台風休業ですかいらーくなど4社減

2019年11月27日 15:00 / 月次

ファミリーレストラン主要5社が発表した10月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく7.5%減、サイゼリヤ8.6%減、セブン&アイ・フードシステムズ8.6%減、ジョイフル3.5%減と4社が前年同月を下回った。

ロイヤルホールディングスは0.1%増とプラスだった。

<ファミリーレストラン イメージカット>
ファミリーレストラン

客数は、すかいらーく11.1%減、サイゼリヤ7.8%減、セブン&アイ・フードシステムズ10.5%減、ジョイフル3.0%減、ロイヤルホスト3.4%減となった。

客単価は、すかいらーく4.0%増、サイゼリヤ0.9%減、セブン&アイ・フードシステムズ2.1%増、ジョイフル0.5%減、ロイヤルホスト3.6%増となっている。

■すかいらーく(2018年12月期:売上高3306億円)
既存店売上高は7.5%減、客数11.1%減、客単価4.0%増。全店売上高5.6%減。

9月に東日本太平洋側を中心に甚大な被害を及ぼした台風15号、10月に関東地方に上陸した台風19号と連続した自然災害により消費マインドが低下した。10月1日の消費増税による外食手控えの傾向
9月1日に全店を禁煙にしたことによる客数が減少した。

ラグビーワールドカップの盛り上がりによる週末のディナータイムを中心とした外食機会の低下したとみている。

台風による影響で、客数は前年比4%程度のマイナス影響。10月1日の消費増税は、過去の増税時のように徐々に影響は縮小するものとみるが、10月は客数にマイナスに影響した。

増税対策として、9月末から各ブランドで戦略的かつ連続的にディスカウントクーポンの発行やキャンペーンを実施中。9月1日から全店を禁煙としたことで、特に平日ランチとティータイムの時間帯、立地別では駅前店の客数に影響したとしている。

10月10日よりジョナサンで「海のあじわいめぐり」、夢庵で「和のおいしい秋のゆめあん」フェアを開催した。

10月度新規出店は9店(から好し5店、しゃぶ葉1店、むさしの森珈琲1店、その他2店)となっている。

デリバリー売上は前年比約4%増、テイクアウトは約20%増と好調を維持している(デリバリー実施店舗数約1030店舗、UberEats導入店舗数約570店舗 一部重複店舗あり)。

■サイゼリヤ(2018年9月期:売上高1540億円)
既存店売上高8.6%減、客数7.8%減、客単価0.9%減。店舗数1029店。

全店売上高9.0%減、客数7.9%減、客単価1.1%減。店舗数1083店。

休業19店、閉店4店だった。

10月の既存店売上高は、土日祝日による日数が、前年同月よりも1日多かったことが、2%ポイント程度プラスに影響した。

また、台風による休業により、5%ポイント程度マイナスに影響したとみている。

■セブン&アイ・フードシステムズ(2019年2月期:売上高782億円)
デニーズ
既存店売上高8.6%減、客数10.5%減、客単価2.1%増。

全店売上高10.2%減。

■ジョイフル(2018年7月期:売上高321億円、決算期を2018年より変更のため6カ月決算)
既存店売上高3.5%減、客数3.0%減、客単価0.5%減。

全店売上高4.5%減、客数4.0%減、客単価0.5%減。

出退店0、店舗数合計718店。

■ロイヤルホールディングス(2018年12月期:外食事業617億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高0.1%増、来客数3.4%減、客単価3.6%増。

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