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イオン/1月は年始企画好調でイオンリテール既存店3.8%増

2023年02月10日 16:10 / 月次

イオンが2月10日に発表した1月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール3.8%増、イオン北海道7.4%増、イオン九州8.0%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海3.4%増、フジ・リテイリング4.9%増、マックスバリュ西日本1.6%増だった。ミニストップは1.3%減、ドラッグストアのウエルシアホールディングスは2.8%増だった。

<主な連結各社の1月売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 5.3%増 3.8%増
イオン北海道 6.2%増 7.4%増
イオン九州 8.4%増 8.0%増
SM マックスバリュ東海 3.9%増 3.4%増
フジ・リテイリング 6.6%増 4.9%増
マックスバリュ西日本 1.8%増 1.6%増
CVS
専門店
ミニストップ 3.7%減 1.3%減
ウエルシアHD 9.6%増 2.8%増
コックス 11.9%増 20.5%増
ジーフット 6.4%増 12.2%増
キャンドゥ 7.5%増 4.6%増

3年ぶりにコロナ感染拡大防止の行動制限のない中で、ショッピングセンターや店舗で、家族みんなで買物をする楽しさを実感しながら、新年を“ワクワク”した気持ちで迎えられるような商品や企画、サービスを提供することに努めた。

総合小売業のイオンリテールでは、消費の二極化に対応し、品質のより良いものを楽しむ“贅沢”企画とコストパフォーマンスを楽しむ“節約”企画などを多数用意した。初売りでは、ビールなどの酒類や調味料、食用油、菓子類など、消費頻度の高いアイテムを厳選した生活応援「福カート」や農産の「詰め放題」企画や手土産ギフト・トラベル用品の販売が好調に推移し、年始の売上高は前年同日期間実績を上回った。部門別には、豊洲市場へ初出荷となる「本まぐろ」の販売に取り組んだ水産や、ごちそうメニューの充実を図ったデリカをはじめ、グロッサリー・デイリー部門の販売が好調に推移し、食品の既存店売上高は5カ月連続で前年実績を上回り、3.8%伸長した。

さらに、卒業・入学シーズンに向けて拡充・強化したセレブレイトスーツ等の販売が好調であった衣料品や、11カ月連続で前年実績を上回ったヘルス&ビューティケアも売上をけん引し、イオンリテールの既存店売上高は7カ月連続で前年実績を上回る結果となった。

スーパーマーケット事業の主要企業10社計では、年始のごちそうメニューを拡充し、ポイント販促の強化、価格を据え置くトップバリュの拡販など売上拡大に取り組んだ結果、既存店売上高は、4カ月連続で前年を超えた。中でもマックスバリュ東海では、生鮮・デリカを強化し、プチ贅沢を求める消費の二極化への対応として「松阪牛」、「あしたか牛」など「じもの(地域商品)」の限定特別予約販売や地元大学との共同開発弁当の販売などに積極的に取り組んだ結果、既存店売上高が4カ月連続で前年を上回った。

ヘルス&ウエルネス事業のウエルシアホールディングスは、既存店の調剤売上が7.0%増と引き続き堅調に推移した。また、グループの共通基盤であるWAON POINTの取り扱いを全国のウエルシアグループの一部店舗にて1月24日から開始した。

サービス・専門店事業のコックスは、月後半から寒波による気温の低下で、冬物商品や値頃な特別企画商品の販売が好調に推移し、既存店売上高は20.5%増と大きく伸長した。

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