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ショッピングセンター/23年12月既存店売上4.6%増、年末で飲食・食料品好調

2024年01月25日 15:49 / 月次

日本ショッピングセンター協会が1月25日に発表した2023年12月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高は前年同月比4.6%増だった。

月度 総合 テナント キーテナント
7月 12.4%増 13.8%増 7.6%増
8月 12.2%増 13.4%増 7.7%増
9月 7.5%増 8.1%増 5.5%増
10月 5.0%増 5.2%増 4.0%増
11月 8.9%増 10.5%増 3.5%増
12月 4.6%増 5.3%増 2.2%増

全国的に寒気が弱く暖冬となったことで、冬物衣料の動きが鈍かったSCが多く、クリスマスや忘年会、冬休みに入ったことで飲食業種が売上をけん引した。

2019年比は総合で0.4%減。

立地別では、中心地域は総合で6.8%増、周辺地域は3.5%増となった。国内外の旅行客やオフィスワーカーなどの来館で、特に中心地域の大都市が好調だったという。

業種別では、「ファッション」は中旬まで気温が下がらなかったことで冬物のアウターやブーツ、服飾雑貨が不調だった。「食料品」は、クリスマス需要の洋菓子や、年末年始に向けたまとめ買いで好調。「飲食」は、忘年会需要で大人数の予約が増えたことで好調だった。

年末年始の動向としては、年末はレジ客数・売上高・客単価ともに前年より増加したSCが多く、食料品が好調だった。年始は年末ほどの盛り上がりがなく、福袋をやめてセールに移行しているSCも見られたという。また、福袋は衣料品よりも食物販が好調との声があった。

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