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イトーヨーカ堂/食品強化モデル店、客数7.3%増、食品売上6.0%増

セブン&アイ・ホールディングスは7月5日、イトーヨーカ堂が既存店活性化策の一環として展開する、食品強化モデル店の売上と客数前年比を発表した。

モデル店10店舗平均の6月度の速報値は、客数7.3%増、食品売上6.0%増となり、全社平均と比べて大幅に伸長した。

<食品強化モデル店の実績>
食品強化モデル店の実績
出典:セブン&アイHD2019年2月期第1四半期決算説明会資料

セブン&アイHDは2017年10月12日、イトーヨーカドーにデリカテッセンとインストアベーカリーを強化した新しい売場フォーマットを導入すると発表していた。

<食品強化の新売場フォーマット>
食品強化の新売場フォーマット
出典:セブン&アイHD2018年2月期第2四半期決算説明会資料

食品強化店舗の食品売場の面積は約3000m2~3300m2で、従来、売場構成比で24%を占めていたデリカテッセンを約40%まで拡大する点が最大の特徴となっている。

デリカテッセンとインストアベーカリーを強化することで、提案型でライブ感のある売場展開をする。

東京ゾーン、神奈川ゾーン、埼玉ゾーン、千葉ゾーン、北海道ゾーン、東北・北関東ゾーン、信越・中京ゾーン、西日本ゾーン、アリオゾーン、食品館ゾーンの各ゾーンで、それぞれ1店を食品強化店舗として改装している。

2017年12月8日に、東大和店(東京都東大和市)、川崎店(川崎市)、大宮宮原店(さいたま市)、福住店(札幌市)など合計8店を食品強化モデル店として改装した。

<大宮宮原店の事例紹介>
大宮宮原店の事例紹介
出典:セブン&アイHD2018年2月期第3四半期決算説明会資料

2018年1月11日に発表した2018年2月期第3四半期決算説明会資料によると、大宮宮原店では、デリカで唐揚げ、おにぎりなどの手作りにこだわった専門店や量り売りバイキングを導入した。

マルシェでは、鮮魚、精肉、青果を隣接展開し、ボリュームあるライブ感の演出をし、グローサリーでは、マーケットに合わせた、和風卯調味料、健康飲料、菓子などの品ぞろえを拡充した。

2017年12月8~31日の実績では、デリカ13%増、マルシェ11%増、グローサリー5%増、食品合計で10%増となった。

衣料は8%増、住居は2%増となり、店舗全体の売上は7%増、客数も7%増を確保した。食品を強化したことで客数が伸長し、店全体の売上改善に寄与したと分析している。

<アリオ化、テナントミックスも推進>
アリオ化、テナントミックスも推進
出典:セブン&アイHD2019年2月期第1四半期決算説明会資料

イトーヨーカ堂の構造改革では、食品強化の新売場フォーマットの導入のほか、総合スーパー(GMS)をショッピングセンター「アリオ」へ業態展開する取り組みや既存GMSをテナントミックス型の商業施設へ改装する取り組みを進めている。

葛西店は2月23日に、総合スーパーからショッピングセンター「アリオ」へ業態転換した。

直営売場面積を縮小する改装で、衣料品31%、住居9%、食品5%の売場を縮小し、直営売場合計では19%の売場を縮小した。一方で、テナントの売場面積を21%拡大した。

その結果、3~5月の売上実績は、衣料9%減、住居16%増、食品10%、直営売場合計7%増、テナント54%増、ショッピングセンター合計24%増となった。

テナントミックスでは、4月20日に大森店の改装を実施した。衣料22%、住居9%の売場縮小を実施、一方で食品は6%売場を拡大し、直営売場合計では12%売場を縮小した。一方でテナントは49%売場を拡大した。

5月の売上実績は、衣料17%減、住居4%増、食品8%増、直営売場合計2%増、テナント131%増、ショッピングセンター合計17%増となった。

今後も、自営の衣料・住居を減積しテナント化を進め、集客力の専門店の導入をすすめるほか、食品強化策として、専門店導入によるフードコートの強化とイートインコーナーの設置をすすめる予定だ。

2018年度は、アリオの定借契約更新による改装4店、テナントミックスによる改装13店を計画している。

<ヨーカ堂の構造改革の進捗>
ヨーカ堂の構造改革の進捗
出典:セブン&アイHD2019年2月期第1四半期決算説明会資料

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