卑弥呼/投資ファンドのリサ・パートナーズが公開買付け、上場廃止
2016年03月18日 17:30 / 経営
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卑弥呼は3月18日、投資ファンドのリサ・パートナーズの子会社HSHが、自社の株式全てを対象に公開買付けを行い、上場廃止になると発表した。
株式の買付価格は1株2059円。
卑弥呼は1976年2月に設立し、「卑弥呼」ブランドの婦人靴を販売し、1980年12月にアンテナショップ1号店「原宿卑弥呼本店」をオープンした。
1990年11月には、日本証券業協会に株式を店頭登録し、2000年には年間売上100億円を達成、2004年12月にはジャスダック証券取引所に株式上場をした。
一方で、婦人靴業界は、異業種を含む競争環境が激化。円安に伴う輸入コストの上昇、原材料価格・人件費の上昇など厳しい状況が続いている。
卑弥呼の2016年3月期の業績予想は、売上高34億3000万円、営業利益1000万円、経常損失7億円、当期損失7億4000万円の見込み。
創業者の高齢化、後継者問題もあり、リサ・パートナズ傘下で経営再建を図るという。
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