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パル/持株会社体制へ移行

2016年03月29日 15:30 / 経営

パルは3月29日、持株会社体制へ移行すると発表した。4月上旬に分割準備会社として100%出資の分割準備会社を設立する。

9月1日付けで、パルホールディングス(予定)に商号を変更し、引き続き持株会社として上場を維持する予定だ。

昨今のわが国経済は、政府の景気対策等により緩やかな回復基調が続いたが、個人消費は、依然弱含みの状況が続いた。

アパレル業界を取り巻く環境は、地球温暖化の影響による季節感の喪失、夏・冬のセール期間での販売不振、主力購買層の若者から大人への移行などに加え、中国をはじめとするアジア各国での人件費の高騰や急激な円安による影響から、製造コストの大幅アップに直面するなど、非常に厳しい課題を、次々と突きつけられている状態となった。

更なる成長のため、より一層の経営のスピード化を図り、機動的かつ柔軟な経営判断を可能にするグループ運営体制を構築することが望ましいと判断し、持株会社体制へ移行する方針を決定した。

各事業会社の経営を有為な人材に担わせることにより、次世代の経営人材を育成するとともに、グループの企業価値をさらに向上させるため、M&Aも含めて、新たな成長分野に対して積極的にグループ経営資源の配分を行うという。

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