惣菜(中食)市場/2017年は1.1%増の8兆6719億円の見込み
2017年09月20日 17:30 / 経営
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- 矢野経済研究所
矢野経済研究所は9月13日、惣菜(中食)市場に関する調査を発表した。調査によると、2017年度の惣菜(中食)市場規模は、小売金額ベースで、前年度比1.1%増の8兆6719億円と安定成長を予測する。
長期的には少子高齢化の影響を受けるものの、単身・共働き世帯の増加に伴い、家庭内調理時間の省力化や個食需要などが見込まれることから、今後も惣菜(中食)の利用機会は拡大すると見込む。
2016年度の惣菜(中食)市場規模は、1.3%増の8兆5758億円だった。日常食のサポート役を担う惣菜市場は、2012年度以降、プラス成長を維持した。
販売チャネル別では、日常生活により身近なコンビニエンスストア、量販店、惣菜専門店が好調だった。
なかでもコンビニエンスストアは店内調理の拡充による出来立て惣菜の強化やカウンターコーヒーの提供による新規利用客の開拓やついで買い、イートインスペースを設置した店舗拡大が奏功したという。
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