イズミ/セブン&アイHDと業務提携、地理的補完生かしマスメリット獲得
2018年04月05日 15:20 / 経営
イズミは4月5日、セブン&アイ・ホールディングスと業務提携したと発表した。
提携により、イズミと同じ総合スーパーを展開するイトーヨーカ堂と仕入の統合や輸入品・地域産品などの共同調達、その他商品の共同調達・商品供給などを行う。
グループにとって、セブン&アイグループの中核企業の一つであるイトーヨーカ堂とは、同一の業態でありながら地理的に補完関係にあり、マスメリットの獲得やドミナントの拡充に向けて実効性のある多くの取組みが可能なものと想定している。
日本有数の小売チェーンであるセブン&アイグループとの広範な取組みにより、有形無形のさまざまな効果も期待できる。
現在、イトーヨーカ堂が広島県福山市で運営する福山店については、その営業をイズミが継承するが、もう一つの中核商業施設である天満屋ストアとともに、同ショッピングセンターを地域一番の商業施設として一段と魅力あるものにする。
イトーヨーカ堂とは、西日本地域における店舗の共同運営、共同出店なども検討する。
セブン&アイグループとは、電子マネーの相互開放、相手グループ店舗内への出店(ATMを含む)、資材などの共同調達を検討する。
また、プライベートブランド商品の取り扱いの検討や、その他両社グループの企業価値向上に資することについて検討する。
これらにより、イズミが中期計画に掲げる「2020年度営業収益9,000億円、営業利益率6%」の達成に向けて大きく前進を遂げることができ、グループの企業価値を一段と高める。
今後、業務提携を早期に実現できるよう、経営の優先課題の一つとして積極的に取り組む方針だという。
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