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商業界/1948年創刊の老舗経済紙「商業界」出版、事業停止

2020年04月02日 10:10 / 経営

東京商工リサーチによると、商業界は4月2日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は約8億8000万円。

戦後間もない1948年に創刊した老舗経済誌「商業界」(2017年時点で発行部数8万2000部)をはじめ、「販売革新」(同約8万部)「食品商業」(同10万1000部)などの月刊誌を刊行していた。特に小売、流通業界に古くから精通し、定期刊行物のほか業界セミナーも数多く主催していた。

ピーク時の1996年6月期には売上高約21億円をあげていたものの、その後は刊行物の部数低迷により売上が減少。「商業界ONLINE」をはじめとしたインターネットでのニュース配信にも注力していたが、近年は売上高約9億円で推移していた。

この間、「飲食店経営」「コンビニ」「ファッション販売」を他社へ譲渡するなど、近年は事業のリストラを進めていた。こうしたなか、2020年3月31日に全従業員を解雇し、ホームページで休業を告知していた。

なお、「商業界」の刊行継続については「未定の状況」(申請代理人)という。

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