日本食研/愛媛県今治市に250億円投資「シェーンブルン宮殿工場」
2020年06月03日 15:20 / 経営
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日本食研ホールディングスは6月2日、ウィーンのシェーンブルン宮殿をモデルとして建設した「シェーンブルン宮殿工場」(愛媛県今治市)を本格稼働したと発表した。
日本食研グループ最大規模の生産能力を有し、主に同社の主力商品である液体ブレンド調味料(たれ・ソース)・レトルト食品(カレー・鍋スープ)などを年間最大5万トン製造する。初期投資は約250億円となった。
西瀬戸自動車道(瀬戸内しまなみ海道)「今治IC」から約1.3㎞に位置しており、物流面においても良好な環境が整っている。
食品製造ラインを見学しながら、世界中の食文化に触れることができる施設で、シェーンブルン宮殿工場は、最新鋭の食品製造ラインを見学しながら、会社成長の秘訣を紹介するという。
ヨーロッパを代表するベルベデーレ宮殿をモチーフとして、建設された「世界食文化博物館・KO宮殿工場」に続く、製造ラインを見学し、食文化も学べる第2の宮殿工場となる。
「KO宮殿工場」は年間2万人の見学者が訪れており、同社は「シェーンブルン宮殿工場も、従業員が誇りをもって働くことができ、一般のお客様にも喜んでいただける工場を目指す」としている。
なお、現在は新型コロナウイルス感染防止のため、見学を休止している。
■シェーンブルン宮殿工場
所在地:愛媛県今治市クリエイティブヒルズ2-1
TEL:0898-77-1881
FAX:0898-77-1891
敷地面積:5万2491.30m2
延床面積:4万2049.76m2
建築面積:1万1477.84m2
設計・建設:設計・日建設計、建設・大成建設
構造:鉄骨造(S造)一部SRC造地上6階建て
着工:2018年1月11日
竣工:2019年12月23日
本格稼働:2020年5月7日
生産品目:液体ブレンド調味料(たれ・ソース)、レトルト食品(カレー・鍋スープ)など
生産能力:最大年間5万トン
初期投資:約250億円
従業員:約500人(グループ会社5社含む)
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