サッポロ/2017年はビール、ファインワインを強化
2017年01月11日 15:00 / 経営
サッポロビールは1月11日、2017年事業方針を発表した。
今年より4年間の新中期経営計画をスタート。変化をチャンスと捉え、今の殻を破って「突き抜ける」存在となり、スピードをもって各事業の成長に取り組む。
昨年の事業方針である「ビール強化元年」の継続姿勢を表明する「ビール復権宣言」を掲げ、さらにビールブランドを強化する。
「サッポロ生ビール黒ラベル」と「エビスビール」の両ブランドはもちろん、サッポロ独自の強みを発揮するブランドで業務用や地域限定の積極的な取り組みを行い、売上増を目指す。
「サッポロ生ビール黒ラベル」は、今年4月に発売40周年を迎えるこの商品は、発売以来こだわり続けてきた「生のうまさ」を引き続き追求。
「完璧な生ビールを。」というコミュニケーションメッセージのもと、発売40周年記念のキャンペーンや、独自の世界感と良質な飲用体験の機会をこれまで以上に広く提供することで、現在の好調トレンドを加速させる。
好評を博している「PERFECT BEER GARDEN」を引続き東京と大阪で展開するとともに、最盛期にはブランド体験イベント「PERFECT DAYS」を全国主要都市で開催予定。
「エビスビール」は、今年は「エビスで愉しむ、幸せなひと時」をテーマに、各種マーケティング施策を通じて愛飲者との絆強化に加え、新たな接点の拡大を実現する。
また、ワイン事業をビールに次ぐ「第2の柱」と位置付け、ファインワインの強化に重点を置き、デイリーワインや多様な商品とともにさまざまな飲み方を提案する。
日本ワイン「グランポレール」では、「GRANDE POLAIRE WINEBAR TOKYO」を活用したイベント開催や試飲会、セミナー開催など、顧客接点の強化を図るとともに、得意先向けぶどう畑・ワイナリーツアーの開催を通してブランド価値を向上させる。
輸入ファインワインでは、ブランド構築を目指して、セミナーなどのブランド体験機会の提供や日本独自の文化にもとづいたブランド価値の向上策、積極的PRを図り、シャンパーニュ「テタンジェ」、「ペンフォールズ」といったファインワインを中心に一層の販売拡大を行う。
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