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コカ・コーラ/グラミン日本に1540万円寄付、シングルマザー支援

2021年03月08日 10:00 / 経営

日本コカ・コーラは3月8日、米国The Coca-Cola Foundationが、日本国内のシングルマザーの就労支援のため、一般社団法人グラミン日本に対し15万ドル(約1540万円)を寄付したと発表した。

寄付金は、2021年2月からスタートした、シングルマザーへのデジタルスキル開発、就労マッチングにより自立を促進させる新規事業に約1年半(2022年7月末まで)使用される予定だ。

今回の寄付金が活用される新規事業は、グラミン日本が提供するシングルマザーのエンパワーメントに向けた経済的自立支援プログラム。同プログラムは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により困窮するシングルマザー家庭の増加が見込まれる中、民間企業とのネットワークも活用し、シングルマザーの就労に向けたモチベーション・スキル形成から金融教育、就労先の開拓・マッチング・就労定着までを包括的に支援するもの。

特にデジタル関連スキル、バックオフィススキルなど市場価値が高く、恒常的に困窮状態を脱することが可能な就労先の裾野を広げることを目指している。すでにシングルマザーの採用を検討している企業の経営層・役員向けに、シングルマザー就労支援に向けた企業向けワークショップを開始しているという。

グラミン日本は、貧困層に無担保で小口融資を行うグラミン銀行の日本版として 2018年に設立されたマイクロファイナンス機関。「貧困のない、誰もが活き活きと生きられる社会へ」をビジョンに掲げ、貧困、生活困窮の状態にある人に低利・無担保で少額の融資を行う。生活資金ではなく、「起業や就労の準備のためのお金」を融資し、起業・就労によって貧困、生活困窮から脱却し自立するのを支援している。

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