家電製品協会/子供たちが「家電リサイクル」を学ぶ常設展示オープン
2022年07月27日 13:20 / 経営
家電製品協会は8月2日、大阪南港ATC(アジア太平洋トレードセンター)11階の「おおさかATCグリーンエコプラザ」内に、将来の循環型社会を担う子供たちに家電リサイクルの取り組みを教える常設展示ブースをオープンする。
<「おおさかATCグリーンエコプラザ」展示ブースのイメージ>
展示ブースでは、子供たちが日頃から馴染みのある家電製品4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)の断面をカットした見本展示で、構造を分かりやすく紹介。これらがどのように再資源化されているかを大型モニターによるリサイクル工場の映像をベースに、リサイクル現場の疑似体験を紹介する。
2001年に「家電リサイクル制度」が施行され、既に21年が経過し、リサイクル率は増加傾向にあるが、家電の買い替えサイクルは比較的長期(10~15年)であるため、制度の認識定着を図るためには、継続的に訴求する必要がある。これまでも、リサイクル工場などでは、家電リサイクルに関する展示などを行っていたが、さらなる認知拡大を図るために、より身近な場所での展開を模索していた。
今回、ブースを設けた大阪南港ATCは、2025年開催予定の大阪・関西万博エリアに隣接する施設で、アジアで家電リサイクルを推進する機運が高まる中、日本の優れたリサイクル技術を幅広く発信できる国際情報発信基地としても期待できるという。
常設展示では、コックピットのような映像切り替え装置で、対象4商品がどのように分別・解体され、解体された部品などがどのように、リサイクルされていくのかを映像を通じて分かりやすく紹介する。
■おおさかATCグリーンエコプラザ
所在地:大阪市住之江区南港北2丁目1-10大阪南港ATC11階
アクセス:南港ポートタウン線ニュートラム「トレードセンター前」駅直結
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