セブン&アイ・ホールディングスは3月9日、「中期経営計画2021-2025」の目標値を上方修正すると発表した。
グループの業績は、2021年7月1日に公表した「中期経営計画2021-2025」に沿った様々な取り組みが奏功し、2023年2月期第3四半期において過去最高の営業収益・営業利益を計上するとともに、足許においても事業運営は引き続き好調に推移している。そのため、目標値を上方修正するとともに、グループ戦略再評価において決定された内容も踏まえつつ、その内容をアップデートする。
<セブン&アイ>

EBITDAは1兆円以上を1兆1000億円以上、営業キャッシュフローは8000億円以上を9000億円以上、フリーキャッシュフローは4000億円以上を5000億円以上を目標とする。
また、取締役会は、グループを取り巻くこれら経営環境の変化を踏まえたグループ戦略再評価の結果として、グループがこれまで培ってきた「食」の強みを軸に、国内外CVS事業の成長戦略へフォーカスし、最適な経営資源配分を実行しながら、「食」を中心としたグローバルリテールグループに成長することこそが、グループの中長期的な企業価値の最大化に資するものと判断した。
この経営方針に沿った具体的なアクションプランとして、国内外CVS事業の成長戦略の加速とSST(スーパーストア)事業の抜本的変革の断行、およびこのアクションプランの着実な遂行を支えるグループとしてのキャピタル・リアロケーションプランの策定と、これらの進捗をモニタリングし、最適なグループ事業構造・戦略的選択肢の継続的な検討を行う体制を構築する方針を打ち出した。
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