イオンモール/1.5万キロワットのソーラーカーポート導入
2024年01月11日 11:24 / 経営
イオンモールは1月11日、同社国内商業施設の屋外駐車場において、日本最大規模となる合計約1.5万キロワットのカーポート型太陽光発電設備(以下:ソーラーカーポート)を導入すると発表した。
Sun Trinityと、包括ソーラーカーポート・オンサイト太陽光PPA契約を締結した。
契約の対象は12店舗で、このうち1店舗は、設置容量が2400キロワットを超えており、1拠点あたりに導入されるソーラーカーポートとしては日本最大級となる。
ソーラーカーポートは、駐車場スペースを有効活用。屋根と太陽光発電設備を導入することで、新たに再生可能エネルギー由来の電力を生み出す取り組みとして注目が高まっている。晴天時には日よけに、雨天時には雨よけとなることから、駐車場利用者の利便性も向上。自然環境を破壊することなく、駐車場の屋根を有効活用しつつ、再エネを最大限に活用できる仕組みとなっている。
屋根置き太陽光に比べ導入コストが高くなる傾向にあるが、まとめて導入することでコスト低減を可能にするという。
今回の契約により、イオンモールは約1800万キロワットアワー、一般家庭約4300軒分の消費電力をCO2フリーの再生可能エネルギーでまかなえるとしている。
Sun Trinityは住友商事、四国電力が出資する合同会社。太陽光発電事業会社として、2030年までに1ギガワット超の容量開発を目指している。
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