イオンは8月1日、ミャンマーに進出すると発表した。
ミャンマーのCreation Myanmar Group of Companies Limited(CMGC)と4月に、合弁会社イオンオレンジを設立し、CMGC社傘下のHypermart社が運営する14店のスーパーマーケット(SM)を含む資産を譲り受け、8月1日、ミャンマーにおいてSM事業を開始する。
同時に、新会社はSM1号店の年内開業に向けた準備を進める。
ミャンマーの最大都市ヤンゴン市を中心に14店のSMを展開するCMGC社は、adidasやMANGOなど20を超える海外ブランドの販売ライセンスを有し約130店を運営する専門店事業に加え、不動産事業なども手掛けるグループ企業。
SM事業では、地域密着経営を掲げ、加工品やノンフーズ商品など地域のニーズに即した国内外からの商品調達力と、都心部から郊外まで地域特性や商圏に合わせたさまざまなサイズの店舗展開ノウハウを強みとしている。
イオンは、グループ共通戦略として「アジアシフト」を掲げ、ASEAN諸国や中国においてグループ一体となった成長戦略を推進している。
ミャンマーでは、2012年に設立したイオンマイクロファイナンスミャンマー(AEON MICROFINANCE(MYANMAR))が2013年から日系企業初となる割賦販売事業を展開している。
2014年にはイオンの駐在員事務所を設立し、小売事業の展開に向けて調査を進めていた。
新会社設立は、成長著しいミャンマー市場においてスピーディーな事業展開を図るためには、同国における小売事業基盤を有し、地域毎に大きく異なるお客のニーズを熟知するCMGC社との協業が不可欠との考えた。
今後、イオンは、CMGC社の有する地域のニーズや地域に密着した商品調達ノウハウを学ぶ一方、同社に対して、イオンのブランド「トップバリュ」の提供や、グループ総合力を活用したグローバルソーシングに加え、「安全・安心」を担保する品質管理、物流、IT、人材育成などに関するノウハウを提供するという。
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