ローソン/リアルタイムサプライチェーン管理システム導入、8か月で稼働
2018年08月07日 17:10 / IT・システム
SAPジャパンは8月7日、ローソンが、リアルタイムのサプライチェーン管理ソリューション「SAP Integrated Business Planning」を導入したと発表した。
SAP Integrated Business Planningの導入は、「ローソン型次世代コンビニエンスストア」実現にむけた取り組みの一環。
ローソンは、これまでも原材料調達から販売までの統合を進め、原材料調達については、社内に専門セクションを設けたり、100%子会社の機能子会社、SCIを設立するなど、見える化や効率化に取り組んできた。
機会ロス・廃棄ロスの双方を削減しつつ、在庫リスクを最小化し利益率の大幅な向上を目指すためには、新たなサプライチェーンシステムが必要と判断し、SAP Integrated Business Planningの導入を決定めた。
導入決定から稼働開始までに要した期間はわずか8か月で、2017年3月に一部の商品カテゴリーで稼働を開始し、その後、徐々に適用範囲を拡大してきている。
新たなサプライチェーンの仕組みにより、調達、製造、物流の各工程間にある目に見えないムダを排除し、効率化を進めることで、チェーン全体としての食品原材料廃棄が約56%低減され、社会・環境への配慮が可能となった。
SAP Integrated Business Planningは、事業戦略の実行計画、需要の検知と予測、在庫と供給の最適化、例外に基づくレスポンス管理を支援するクラウドベースのソリューション。
SAP HANAを基盤としており、サプライチェーンに関するリアルタイム情報にもとづき、統合ビジネスプランをより迅速に策定・調整・実行することができる。
■問合せ
SAPジャパン
TEL:0120-786-727
http://www.sap.com/japan/contactsap
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