アサヒ飲料/90億円投資、群馬工場「カルピス」製造ライン刷新
2019年01月30日 15:05 / 商品
アサヒ飲料はこのほど、中長期的な清涼飲料水の需要増に対応するために、関東の主力工場で「カルピス」を製造する群馬工場(群馬県館林市)に約90億円を投じて製造ラインを刷新すると発表した。
群馬工場は1972年の操業以来、「カルピス」「カルピスウォーター」などを製造する関東の主力工場として稼働してきた。
今回、群馬工場を東日本エリアの基幹工場と位置付け、生産能力を増強することでさらなる最適生産体制の構築を目指す。
設備投資により、年間の製造能力は従来の1.3倍となる約3900万箱となる見込み。
PETボトル容器を工場で内製化できるアセプティックPETラインを従来の3ラインから4ラインに増設する。
新設するラインでは主に、「カルピスウォーター」を中心とした乳性飲料を製造する。2020年1月から着工し、2020年5月の稼働を目指す。
調合設備、PETボトル内製設備と無菌充填設備、装製設備を導入し、設備投資金額は約50億円の見込み。
群馬工場では「カルピス」の乳発酵を1972年の操業当初からの設備で行ってきた。
今回、乳発酵の製造に使用するタンクや配管、製造管理システムを更新し、省スペース化と24時間自動製造を可能にする。
既に2018年8月から着工し、2019年6月の稼働を目指す。
建物は地上2階建鉄骨造で、建築面積2519m2(延床面積3,633m2)。設備投資金額は約40億円の見込みだという。
10月には、カルピス100年の歴史の中で、初めての常設の工場見学施設として「カルピス」みらいのミュージアムをオープンする予定だ。
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