農水省/2016年の食品ロスは3万トン減少の643万トン
2019年05月20日 17:10 / 行政
農林水産省はこのほど、本来食べられるにも関わらず捨てられた食品ロス量が、2016年度の推計値で約643万トン(前年度対比3万トン減)となったと発表した。
推計では、食品製造業、食品卸売業、食品小売業、外食産業といった食品関連事業者が排出した廃棄物のうち、規格外品、返品、売れ残り、食べ残しなど、うち可食部分と考える量が352万トン(5万トン減)。
一般家庭から排出した家庭系廃棄物のうち、食べ残し、過剰除去、直接廃棄など可食部分と考えられる量が291万トン(2万トン増)で、合計643万トンが食品ロスになっていると推計した。
「食品ロス」については、2015年9月に国際連合で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で定められている「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals:SDGs)のターゲットの1つに、2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食品廃棄物を半減させることが盛り込まれるなど、近年、関心が高まっている。
日本国内では、家庭系の食品ロスについては、循環型社会形成推進基本計画において、2030年までに2000年度比で半減させる目標を設定している。
■食品ロス量(平成28年度推計値)の公表について
http://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/kankyoi/190412_40.html
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