千趣会/1~6月、通販事業の構造改革で営業黒字化
2019年07月26日 11:45 / 決算
千趣会が7月25日に発表した2019年12月期第2四半期決算によると、売上高438億8800万円(前年同期比23.3%減)、営業利益5億5900万円(前期は11億3800万円の営業損失)、経常利益11億2000万円(前期は9億9300万円の経常損失)、親会社に帰属する当期利益79億円(前期は11億5300万円の当期損失)となった。
通信販売事業の売上高は309億8200万円(30.8%減)となった。一方、粗利益率向上、人員体制の見直しなどによる固定費削減により、営業利益は3200万円(前期は16億2600万円の営業損失)となった。
主力のベルメゾン事業における抜本的な事業構造改革の一環である事業規模の適正化、ベルネージュダイレクトとモバコレの連結範囲除外の影響により売上高は減収となったが、黒字転換した。
主力のベルメゾン事業のカタログは、発行回数、部数、ページ数を投資効率の観点から見直した。2018年末の在庫処分を実施後、オペレーション改革に注力し、機会損失低減と余剰在庫抑制のための在庫適正化ルールを策定。一人あたりの生産性を改善している。
ブライダル事業の売上高は95億5700万円(7.6%増)、営業利益は3億100万円(3.7%減)となった。鹿児島市内に1店を新規出店した。既存店を中心に組単価も伸長し、堅調に推移した。
通期は、売上高890億円(21.5%減)、営業損失7億円、経常損失2億円、親会社に帰属する当期利益63億円を見込んでいる。
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