セブン&アイ、アスクル/「IYフレッシュ」11月30日サービス終了
2019年11月25日 15:20 / EC
アスクルはこのほど、BtoC向けECサイト「ロハコ」内でテスト展開していたネットスーパー「IYフレッシュサービス」を11月30日に終了するとの告知を発表した。
セブン&アイ・ホールディングス広報センターは、「イトーヨーカ堂の事業構造改革の一環として、今回の決定に至った。注文に対して100%対応することで、リピート率を高めたり、ロハコとオムニ7の相互送客といった一定の効果があったと判断した。アスクルの経営陣の刷新と今回の決定は関係がない」とコメントしている。
<IYフレッシュサービス終了の告知>
出典:ロハコ内IYフレッシュサービスページ
告知によると、2017年11月から、東京都新宿区、文京区の2区でテスト展開をしていたIYフレッシュのサービスを11月末日をもって終了する。注文は11月28日23時、配送は11月30日22時をもって終了となる。
同社は、「ご愛顧いただいているお客様、サービス拡大のご期待をいただいていたお客様には、大変申し訳ございませんでした。また、これまでたくさんの方にご利用をいただき、心より感謝申し上げます」と述べている。
今後の生鮮食品の購入については、イトーヨーカドーのネットスーパー「アイワイネット」やロハコで厳選した野菜、フルーツを届ける「Farmer’s Maket 」、ロハコ限定パン「LOHACO BREAD」などを利用してほしいと呼びかけている。
IYフレッシュは2017年11月28日、セブン&アイ・ホールディングスとアスクルの新規事業として開始した。ロハコのお客と比べてIYフレッシュのお客のオーダー単価は約1.4倍、リピート率が約2倍となった。
好調を受けセブン&ホールディングスは2018年4月に、対応エリアを年内に東京都の城東地区・城南地区に拡大する方針を発表していたが、エリア拡大はできなかった。
イトーヨーカ堂は2019年10月11日に発表した成長戦略の中で、「ネットスーパーの大規模センター型への転換」を打ち出している。また、セブン-イレブンの既存店支援策の一つして、ネットスーパー購入商品の受取拠点として、セブン-イレブン店舗を活用することを検討している。
セブン-イレブンの子会社フォーキャストが展開する新業態コンフォートマーケットでは、店舗独自のネットスーパーで受け取りボックスによる商品受取を導入するなど、ラストワンマイル対応を進めている。
成長戦略のひとつとして、ネットスーパーに注力する方針で、今後、「セブン&アイ・ホールディングスネットスーパー西日暮里店」のようなネットスーパー専用配送拠点を増設することも検討しているという。
■IYフレッシュ
https://lohaco.jp/g1/79/
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