カジュアル衣料/8月既存店ユニクロ7.1%増、しまむら12.0%増
2023年09月29日 11:50 / 月次
カジュアル衣料4社の8月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ7.1%増、しまむら12.0%増、西松屋5.1%増、ハニーズ8.1%増となった。
<8月実績>
社名 | 既存店売上高前年同月比 | 全店売上高前年同月比 |
ユニクロ | 14.9%増 | 18.4%増 |
しまむら | 2.1%増 | 1.7%増 |
西松屋 | 3.6%減 | 1.0%減 |
ハニーズ | 14.4%増 | 14.1%増 |
■国内ユニクロ事業(2022年8月期:売上高8102億円)
既存店(698店)+Eコマースの売上高は7.1%増、客数1.4%減、客単価8.7%増
直営店(790店)+Eコマースの売上高は9.7%増、客数0.9%増、客単価8.7%増
出退店は、出店0店、退店5店だった。
8月は、月を通して気温が高く推移し、夏物商品の販売が好調だったことに加え、ボトムスやニットなど、トレンドを捉えた商品の販売が好調で、既存店売上高は増収となった。
■しまむら事業(2023年2月期:売上高6161億円)
既存店売上は12.0%増
全店売上11.6%増、客数5.1%増、客単価6.2%増
出店0、退店2で月末店舗数1415店
8月度は、梅雨明け後の連日の高気温とお出かけ需要や帰省需要の正常化により、婦人・紳士・子供の夏物アウター衣料やリラクシングウェア、帽子やアームカバーなどの服飾雑貨、冷感素材の肌着や寝具などが売上を伸ばした。夏休み需要では、婦人ティーンズ・ヤング向けのトレンド商品の他、水着や浴衣が好調だった。
■西松屋チェーン(2023年2月期:売上高1695億円)
既存店売上高5.1%増、客数1.5%増、客単価3.5%増
全店売上8.9%増、客数5.6%増、客単価3.1%増
出店2店、退店1店で、月末店舗数は1090店舗
8月は、気温の高い日が続き、夏物衣料や水遊び用品の売上高が大きく伸びた。
■ハニーズ(2023年5月期:売上高548億円)
既存店売上高8.1%増、客数0.6%減、客単価8.7%増
直営店売上高8.7%増、客数0.1%増、客単価8.8%増
出店0、退店3、月末店舗数867店
8月は、夏物セールが好調に動いたことで中旬までは堅調に推移した。猛暑が続いたことで秋物の動き出しは鈍かったものの、既存店売上は前年を上回った。商品としては、カットソー、パンツ、ブラウスが売れ筋となった。
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