総合スーパー/10月はイオン2.3%増、PPIH6.9%増、ヨーカドー2.1%減
2023年11月30日 14:00 / 月次
流通ニュースがまとめた総合スーパー主要3グループの月次営業情報によると、10月の既存店売上(前年同月比)は、イオンリテール2.3%増、PPIH(国内リテール主要4社)6.9%増、イトーヨーカドー2.1%減となった。
<10月の実績>
社名 | 既存店売上高(前年同月比) | 全店売上高(前年同月比) | |
イオンリテール | 2.3%増 | 5.1%増 | |
PPIH | 6.9%増 | 7.7%増 | |
イトーヨーカ堂 | 2.1%減 | 1.8%減 |
■イオンリテール(2023年2月期:売上高1兆5956億円)
既存店2.3%増、全店5.1%増
総合小売事業のイオンリテールでは、既存店売上高が16カ月連続で前年を上回った。食品の値上げが継続する中、お買得な商品を取り揃えた家計応援フェア等の実施や、トップバリュではプロの料理人シリーズの新商品を導入し、品揃えを更に充実させた。食品では、グロサリー、日配、デリカ、農産、水産などが好調に推移し、既存店の食品売上高は前年実績を14カ月連続で超えた。
また、ヘルス&ビューティケアでは、インバウンド需要への対応を強化した結果、化粧品や医薬品のファーマシー、ペット用品などが好調に推移し、既存店売上高が、20カ月連続で前年を上回った。さらに、10月20日には新たなGMS衣料品売場の創造に向け、イオン浦和美園店において、年齢やシーンに応じて6つの専門店に分類した売場と、セルフ・タブレット型レジを導入など、売場環境とオペレーションを刷新した売場にリニューアルオープンした。
■PPIH(2022年6月期:売上高1兆8312億円)
・国内リテール主要5社(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店、ユニー)
既存店売上6.9%増、客数0.5%減、客単価7.5%増、対象店舗数588店
全店売上高7.7%増、対象店舗617店
・ディスカウント事業(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店)
既存店売上高10.0%増、客数0.6%増、客単価9.3%増。家電製品5.6%増、日用雑貨品15.3%増、食品8.3%増、時計・ファッション用品9.0%増、スポーツ・レジャー用品8.5%増、対象店舗459店。全店売上高11.6%増、店舗数486店
・GMS事業(ユニー)
既存店売上高1.0%減、客数3.3%減、客単価2.4%増
衣料品4.9%減、住居関連品1.5%減、食品0.0%
対象店舗数129店。全店売上高2.3%減、店舗数134店
■イトーヨーカ堂(2023年2月期:売上高6542億円)
既存店総売上高(SC計)2.1%減、商品売上3.0%減、客数1.4%減、客単価1.8%減、テナント0.3%減
全店総売上計1.8%減、うち商品売上2.5%減、テナント他0.2%減
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