コロワイド/能登半島地震被災地に1日2000食の炊き出し実施
2024年01月12日 12:00 / 店舗
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コロワイドは1月11日、能登半島地震被災地で実施している炊き出し支援で1日2000食を提供したと発表した。同社は、地震発生直後より各被災自治体や関係方面との調整の上1月9日から避難所において温かい食事の提供をはじめとする“炊き出し”を開始した。
まず、石川県志賀町の避難所として指定されている「町立志賀小学校」において、昨日までの2日間にわたり、昼450食、夜650食、1日1,100食、合計2200食の提供を行い、同所に避難している約100人のほか、地域住民が利用した。
1月11日から15日までの5日間は、石川県七尾市の避難所として指定されている「矢田郷地区コミュニティセンター」に場所を移し、昼、夜ともに各1000食、1日2000食を提供する。
さらに、七尾市内での地域拡大・期間延長はもとより、輪島市や珠洲市等の特に被害の大きかった自治体による受け入れ態勢が整い次第、上限を設けることなく、食事の提供を継続する予定だ。
提供する食事は、被災地の復旧作業の妨げにならないよう、グループのセントラルキッチン(滋賀県長浜市)でミールキット等を製造し、金沢市郊外のグループ店舗に集約したガスボンベ、飲料水(ペットボトル)、使い捨てカイロなどと共に運搬の上、調理している。
また、提供メニューは、牛丼、豚丼、カレー、豚汁など、温かく食べやすいものをメインとしながら、「塩分控えめ、高たんぱく、やわらかめ」といった、いわゆるシニア施設向け一般食(≒ヘルスケア食)も用意した。今後も被災自治体や避難者、近隣住民の要望を伺いながら、新規メニューも整える方針だ。
グループでは、これまでも「こども食堂」の運営や「フードバンク」活動への支援などを行ってきた。今回の炊き出しもまた、食のインフラを担う企業として、予期せぬ災害により被害に遭われた人々に温かい食事を提供することは当然のこととして、今後、こうした民間レベルでの草の根的支援活動を少しでも多くの方に知ってもらい、より実効性のある支援の輪が社会に拡がる機会となることの一助になればと考えるという。
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