西武池袋本店/25年からリニューアル開始、高級品・外商・コスメ強化

2024年06月11日 08:54 / 店舗

そごう・西武は、2025年から段階的に「西武池袋本店」(東京都豊島区)のリニューアルを実施する。

<リニューアル後の正面玄関イメージ>
西武池袋本店

売り場面積は約4万8000m2、約380ショップが登場し、2025年夏にグランドリニューアルオープンする予定だ。

顧客に上質との出会いを提供し、特別な高揚感を与えられる百貨店を目指し、初めての全面改装を行う。

全館および各フロアは、「MAISON(メゾン)」(フランス語で家・建物という意味)を建築デザインコンセプトとする。上質との出会いにふさわしい「クラス感」と「洗練」、「アート」という3つの要素によって構成する。

<MAISONが建築デザインコンセプト>
西武池袋本店建築コンセプト

また、「INCLUSION(インクルージョン)」をテーマとし、現代の多様で柔軟な時代性に合わせ、「婦人」と「紳士」両方のカテゴリーを同一の店舗内に広く展開する。

従来の婦人フロアと紳士フロアが分かれていた伝統的な「デパートメント(区分された)」ストアから脱却し、友人、カップル、家族が一緒にショッピングを楽しめる、自由で開かれた、かつ統一した空間を目指す。

マーチャンダイジング(MD)は、近年もっとも支持されている領域である「ラグジュアリー」「コスメ」「デパ地下」を中心に充実させる。

「ラグジュアリー」では、世界のトップ約60ブランドを集結し、メンズ&レディース複合ショップで展開する(売り場面積:現状比約1.3倍)。

「コスメ」は、パートナーとともに選べるユニセックスブランドを含む、国内外約60ブランドを導入する(売り場面積:現状比約1.7倍)。

百貨店の顔とも言える「デパ地下」は、西武池袋本店のパワーコンテンツを集積し、新ブランドを含む約180ショップのオープンを予定。そごう・西武の強みでもある外商機能も強化していく。

さらに、今後、この西武池袋本店のコンセプトをそごう横浜店、そごう広島店などの他の店舗にも展開したい考え。

なお、来年から開始する本格的な改装に先駆けて、ヨドバシカメラが6月21日、新業態の体験型リテールメディアストア「Yodobloom(ヨドブルーム)」を西武池袋本店内にオープンする。

化粧品・日用品のプロモーションショップ「ティアランド」を運営するトレンドキャスケットのノウハウを活用。美容師、エステティシャン、メイクアップアーティストなど美容のプロが常駐し、美容家電、コスメ、スキンケア、ヘアケアなどを楽しめる体験型ストアとなる。

■今後のオープンスケジュール
地下1・2階、3階(デパ地下・コスメ):2025年1月予定
1・2階、4階~6階(フレグランス・宝飾・時計・ラグジュアリー):2025年春予定
7・8階(ファッション・雑貨・催事場・アートサロン):2025 年夏~秋予定

■店舗概要
オープン予定:2025年1月から段階的に実施
売り場面積:約4万8000m2
ショップ数:約380ショップ予定

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