U.S.M.H 決算/3~5月当期損失11億1200万円、デリカセンター建設など販管費増

2024年07月09日 15:33 / 決算

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが7月9日に発表した2025年2月期第1四半期決算によると、営業収益1756億3500万円(前年同期比0.2%増)、営業利益5800万円(95.0%減)、経常利益1億9900万円(82.9%減)、親会社に帰属する当期損失11億1200万円(前期は4億200万円の利益)となった。

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売上面は、マルエツの収益改善により微増となっている。

利益面は、売上総利益は前年同期比0.5%増、営業総利益は0.2%増とほぼ同様だった。

一方、販管費は、電力使用量の抑制や省エネ対策投資の強化で電気料の抑制は図れたものの、労務費の上昇や物流の2024年問題に起因し物流コストが上昇した。

加えて、買い物スタイルの多様化への対応として、ECの利便性向上、セルフレジを含む決済機能拡充、来店客数拡大のための販促強化、マルエツ草加デリカセンターなどの投資拡大に伴う減価償却費が増加したため、販管費は2.3%増となり、営業利益は減益となっている。

また、子会社において税制改正に伴う外形標準課税の税率変更を織り込んだため、純利益の減少に影響した。

グループ各社はマルエツでは来店客数、客単価が前年同期を上回り、営業収益、売上総利益をはじめとした数値の改善により、増収増益となった。

カスミは、客数の回復が遅れ、営業収益は3.1%減となり、さらに売上総利益率が前年同期に対して1.1%悪化したことで減収減益だった。

マックスバリュ関東は、店舗閉店などの影響により全体の客数が減少し、営業収益が1.3%減となり、販管費は前年同期を下回ったものの、営業利益は前年同期を下回り、減収減益となっている。

店舗面では、マルエツが1店舗、カスミが1店舗を新設した。一方、経営資源の効率化を図るため、マルエツが1店舗、カスミが1店舗を閉鎖し、グループの5月末連結累計期間末の店舗数は、529店舗だった。

通期は、営業収益7451億円(5.4%増)、営業利益85億円(23.1%増)、経常利益84億5000万円(21.9%増)、親会社に帰属する当期利益18億円(78.6%増)を見込んでいる。

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