カジュアル衣料/7月既存店ユニクロ8.1%増もライトオン18.2%減

2024年08月22日 17:44 / 月次

カジュアル衣料5社の7月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ8.1%増、しまむら1.1%増、アダストリア1.2%増、ハニーズ4.4%増、ライトオン18.2%減となった。各社とも夏物は好調に推移している。

<7月実績>

社名 既存店売上高前年同月比 全店売上高前年同月比
ユニクロ 8.1%増 9.6%増
しまむら 1.1%増 1.2%増
アダストリア 1.2%増 3.5%増
ハニーズ 4.4%増 4.7%増
ライトオン 18.2%減 23.8%減

■国内ユニクロ事業(2023年8月期:売上高8904億円)
既存店(714店)+Eコマースの売上高は8.1%増、客数1.1%増、客単価6.8%増
直営店(788店)+Eコマースの売上高は9.6%増、客数2.4%増、客単価7.0%増
出退店は、出店1店、退店1店だった。

7月は、気温が高く推移し、夏物商品の販売が好調だったことに加え、新商品の販売が好調で、既存店売上高は増収となった。

■しまむら事業(2024年2月期:売上高6350億円)
既存店売上は1.1%増
全店売上1.2%増、客数0.8%減、客単価2.1%増
出店2、退店1で、月末店舗数1417店

7月度は、アウター衣料や肌着、服飾雑貨が売上を伸ばし、昨年売上を上回った。婦人アウター衣料では、Joint Development Brandの「SEASON REASON」の天然素材を使用したブラウスやパンツ、ワンピースが売上をけん引した。肌着では、「超COOL」のインナーを新規で展開し売上を伸ばした。服飾雑貨では、サンダルや暑さ対策関連商品が高消化した。

■アダストリア(2024年2月期:売上高2755億円)
既存店売上高1.2%増、客数3.2%減、客単価4.5%増
全店売上高3.5%増、客数0.1%増、客単価3.4%増
出店7、退店3、月末店舗数1287店

各地で連日猛暑日が続き、夏物商品の販売が好調を継続した。価格の見直しとともに、セール期間でも過度な値引きを抑え、客単価の改善も続いた。また、昨年に比べ休日が2日少なかったことで、既存店前年比に4.2ポイントのマイナス影響があったと試算している。

■ハニーズ(2024年5月期:売上高565億円)
既存店売上高4.4%増、客数10.4%減、客単価16.4%増
全店売上高4.7%増、客数10.0%減、客単価16.4%増
出店0、退店0、月末店舗数873店

7月は、機能性素材を使用したトップスやボトムスの販売が好調だった。また、Tシャツ、ブラウスの動きも良かったことで、既存店売上は前年を上回った。カットソー、ブラウス、パンツが売れ筋となった。

■ライトオン(2023年8月期:売上高469億円)
既存店売上高18.2%減、客数25.7%減、客単価10.0%増
全店売上高23.8%減、客数31.1%減、客単価10.6%増
出店0、退店0、月末店舗数353店

7月度は、気温が高く推移したことやセール商品のまとめ買いイベントの実施により、夏物のセール商品は堅調に推移したものの、Tシャツを中心に展開した夏物新作アイテムが苦戦した。

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