トリエ京王調布/C館北側に歩行者利便増進道路「(新)てつみち」オープン
2024年09月10日 14:54 / 経営
京王SCクリエイションは9月14日、東京都調布市の商業施設「トリエ京王調布」C館北側に「(新)てつみち」をグランドオープンする。
てつみちは、京王線の地下化に伴う鉄道跡地を活用したもので、2017年9月から2023年9月までの約6年間、トリエ京王調布が暫定活用として「(旧)てつみち)」を運営していた。
今回、利用者からの声を反映し、地域を訪れる多くの人に思い思いの時間を過ごしてもらえる空間として整備した。
てつみちを設置している鉄道跡地は、調布市に売却されており、「歩行者利便増進制度」により指定された「利便増進誘導区域」として、京王SCクリエイションが段階的に環境整備していた。
「歩行者利便増進道路(通称:ほこみち)」制度とは、道路管理者が「歩行者利便増進道路」の路線を指定し、その区間内に「利便増進誘導区域」を設定することで、その区域内では、道路占用制度の基準が緩和され、道路での設置が難しいテーブルやイスなどが道路上に設置可能となる。沿道の賑わい創出・地域活性化などにつながることが期待されている。
黒板プレイヒルは、全体に黒板塗料を塗った木製什器で、(旧)てつみちでも人気だったお絵描きエリアを立体的に再現した。そばに設置されたチョークを使って、自由にお絵描きができる。
芝プレイヒルは、全体を人工芝で覆った階段状の木製什器。ソファのように座ったり、寝転んだり、イベント時には観覧席や展示台としての利用も想定している。
リメイク家具 は、(旧)てつみちで使用していた家具(樽・植栽付きベンチ)を、子どもたちと一緒に手でペンキを塗ってリメイクした。
ウッドプレイヒルは、さまざまな形のパーツを組み合わせた階段状の木製什器。座ってくつろいだり、子どもたちが自由に遊ぶなど、さまざまな使い方を想定している。
ロングテーブルは、(旧)てつみちで使用していた什器の端材を天板に再利用することで当時の記憶を継承し、脚部はレールの雰囲気を表現した。仕事やランチ利用など、さまざまな使い方を想定している。
レールベッドは、鉄道跡地のレガシーとして埋設したレールの上に、車輪付きのベッド(ウッドタイプ、人工芝タイプ)を設置した。寝転んだり、座ったり、マルシェなどのイベント時には商品の陳列棚としての活用も想定している。
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