食品主要195社/3月2343品目値上げ、最大の要因は原材料高
2025年02月28日 11:38 / 商品
帝国データバンクが2月28日発表した「食品主要195社」価格改定動向調査によると、3月の飲食料品値上げは、合計2343品目となった。
単月として2000品目を超えるのは2024年10月以来5カ月ぶりだという。
食品分野別では、冷凍食品などの「加工食品」(1381品目)が最多となった。
2025年通年の累計品目数は、8月までの公表分で1万品目を突破した。前年より4カ月速いペースとなっている。
2025年の値上げ要因のうち、最も大きいものは「原材料高」(98.0%)となり、要因の集計を開始した23年以降で最も高い水準となった。
トラックドライバーの時間外労働規制などが要因となった輸送コストの上昇分を価格に反映する「物流費」由来の値上げは80.9%、最低賃金の引き上げや定期昇給など賃上げによる影響を含む「人件費」由来の値上げは43.5%だった。
一方、光熱費などの値上げを反映する「エネルギー」(61.3%)は前年をわずかに上回った。「円安」(13.5%)は前年から10pt超下回った。
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