カジュアル衣料/2月既存店はユニクロ12.2%増、ライトオン13.7%減
2025年03月13日 10:27 / 月次
カジュアル衣料5社の2月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ12.2%増、しまむら0.5%増、アダストリア7.8%減、ハニーズ7.7%減、ライトオン13.7%減となった。ユニクロが2桁増収、しまむらが微増の一方で、残り3社は減収となった。
<2月実績>
社名 | 既存店売上高前年同月比 | 全店売上高前年同月比 |
ユニクロ | 12.2%増 | 14.6%増 |
しまむら | 0.5%増 | 0.6%増 |
アダストリア | 7.8%減 | 5.6%減 |
ハニーズ | 7.7%減 | 7.2%減 |
ライトオン | 13.7%減 | 12.7%減 |
■国内ユニクロ事業(2024年8月期:売上高9322億円)
既存店(729店)+Eコマースの売上高12.2%増、客数8.2%増、客単価3.7%増
直営店(783店)+Eコマースの売上高14.6%増、客数9.9%増、客単価4.3%増
出退店は、出店0店、退店3店
2月は気温が低く推移したことで、防寒衣料の販売が好調。春物の新商品の販売も好調だった。
■しまむら事業(2024年2月期:売上高6350億円)
既存店売上0.5%増
全店売上0.6%増、客数0.6%減、客単価1.2%増
出店0、退店1、月末店舗数1416店
婦人アウターや肌着、靴下が売上を伸ばした。婦人アウターでは、春物のニットカーディガン、デニムジャケットなどの軽防寒衣料やトレーナーが好調。肌着・靴下ではPB「CLOSSHI」FIBER HEATシリーズが好調に推移した。
■アダストリア(2024年2月期:売上高2755億円)
既存店売上高7.8%減、客数9.7%減、客単価2.1%増
全店売上高5.6%減、客数6.4%減、客単価0.8%増
出店5、退店7、月末店舗数1280店
昨年に比べて気温が低く推移し、春物衣料の販売が低調。昨年実施した会員向け20%ポイント還元キャンペーンを控えたことも響いた。
■ハニーズ(2024年5月期:売上高565億円)
既存店売上高7.7%減、客数11.8%減、客単価4.6%増
全店売上高7.2%減、客数11.8%減、客単価5.1%増
出店1、退店9、月末店舗数870店
全国的な寒波と雪の影響で客数が減少したことと、前年がうるう年で1日少なかったことが影響して減収だった。
■ライトオン(2024年8月期:売上高388億円)
既存店売上高13.7%減、客数14.8%減、客単価1.2%増
全店売上高12.7%減、客数10.0%減、客単価3.0%減
出店0、退店62、月末店舗数260店
新作のスウェットや薄手の春ニットのほか、一重アウターなどの春物の動き出しが鈍く大幅減収となった。
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