ウエルシアHD 決算/2月期当期利益43.5%減、不採算店舗の減損131億円計上

2025年04月14日 14:19 / 決算

ウエルシアホールディングスが4月11日に発表した2025年2月期決算によると、売上高1兆2850億500万円(前年同期比5.6%増)、営業利益364億900万円(15.8%減)、経常利益408億3700万円(14.5%減)、親会社に帰属する当期利益149億5800万円(43.5%減)となった。

ウエルシアホールディングス

売り上げ面は調剤が堅調に推移し、増収。一方、利益面は人材への積極的な投資で販管費が増え、減益だった。

また、子会社の一部店舗における固定資産について、事業環境の悪化に伴う収益性の低下により、減損損失131億円を特別損失として計上し、当期利益は大幅な減益となっている。

調剤売上高は前期比10%増。調剤取扱店舗は、ウエルシア薬局1979店舗、コクミン76店舗、ププレひまわり39店舗、丸大サクラヰ薬局48店舗、シミズ薬品51店舗、クスリのマルエ34店舗、ふく薬品11店舗、よどや14店舗、ウェルパーク30店舗の合計2282店舗(127店舗増、調剤併設率は77.3%)となった。

プライベートブランド(以下:PB)物販売上高構成比は9.4%に拡大。売上高は946億円(17%増)と大きく伸びている。

ウエルシアメンバーWAON POINTカード登録者は1084万人。カード提示率はグループ全体で59%。

2024年3月に情報システム会社であるエクスチェンジの全株式を取得し完全子会社化した。6月には長野県を地盤に21店舗を展開するとをしや薬局を完全子会社化し、9月にはウエルシア薬局が吸収合併した。また、同月には関東1都3県に144店舗を展開するウェルパークの全株式を取得し、続く10月には首都圏にて介護事業を展開するウエルシアパートナーズ(旧東電パートナーズ)の全株式を取得し、それぞれ完全子会社化している。

店舗は78店舗を出店し、55店舗を閉店。2月末でグループ計3013店舗となっている。

なお、同社12月ツルハHDと経営統合するため、11月27日上場廃止を予定しており、2026年2月期の業績予想は発表していない。

ウエルシアHD/25年度は関東中心に179店舗改装、8月までに29店舗新規オープン

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