イオンディライト/万博の清掃・警備スタッフ業務を効率化するスマホアプリを開発

2025年05月08日 14:47 / IT・システム

イオンディライトはこのほど、大阪・関西万博の清掃・警備スタッフの業務を効率化するスマホアプリを開発した。

<アプリ画面/管理者画面イメージ>
イオンディライト

イオングループは、大阪・関西万博において、会場内の熱源施設運転監視業務、一部エリアの施設維持補修業務及び清掃業務・会場内外警備業務のほか、複数の民間及び海外パビリオンの清掃・警備業務などを受託。万博の運営を支える清掃・警備スタッフは総勢約200名に上る。

今回、広大な会場かつ多数のスタッフが同時に稼働する現場でも円滑に業務を遂行できるよう、スタッフの業務管理アプリを開発。開幕前の4月4日より運用を開始した。

アプリには勤怠登録や作業完了報告、消耗品管理、スタッフの現在位置や業務状況を把握できるステータス管理機能を実装。スマートフォンの位置情報活用により、管理者はスタッフの業務状況をリアルタイムで一元管理できる。

スマホの操作に不慣れなスタッフの使用も想定し、ユーザーインターフェース(UI)は直感的に操作可能なデザインに設計。今後は、特定技能外国人の就業に対応し、生成AIを活用した多言語翻訳機能も追加実装する予定だ。

なお、イオンディライトでは、業務管理アプリによる効率化効果を、1日あたりのスタッフ人数120名で試算した結果、アプリ未使用の場合と比較して約1割の作業時間削減になると試算している。

<活用例>
イオンディライト

また、同社では、より多くの施設に専門性の高いサービスを提供し続けるために、DXを通じた生産性向上に取り組んでおり、今回の業務管理アプリもその一環として開発したものだという。

今後、業務管理アプリを万博のみならず、テーマパークやアミューズメント施設、スタジアムなど広大な面積を多数のスタッフで管理する必要がある施設に導入していくことで、さらなる業務効率化につなげることを計画している。

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