ドトール・日レスHD 決算/3~5月、6.5%増収も仕入価格・管理費の上昇で減益に

2025年07月11日 16:23 / 決算

ドトール・日レスホールディングスが7月11日に発表した2026年2月期第1四半期決算によると、売上高393億1500万円(前年同期比6.5%増)、営業利益27億8700万円(6.5%減)、経常利益28億5000万円(8.1%減)、親会社に帰属する当期利益20億7400万円(12.8%減)となった。

ドトール・日レスホールディングスのロゴマーク

グループ各業態で付加価値を高めた高単価商品の販売が順調に推移したほか、卸売事業もドリップを中心としたドライ飲料が売上拡大をけん引した。

一方、コーヒー豆や乳製品、米など仕入価格の上昇に加え、人件費や物流費、水道光熱費をはじめとした管理コストの上昇の影響で、利益面は減益となった。

セグメント別では「日本レストランシステムグループ」は、多ブランド業態を持つ強みを生かし厳選した立地へ8店舗を新規出店。前年度から引き続き「洋麺屋五右衛門」への業態変更を積極的に実施している。

販売戦略では「星乃珈琲店」の郊外店を中心に毎月1日を「珈琲の日」、毎月15日を「シニアDAY」とし、幅広い世代から支持を得ている。

「日本レストランシステムグループ」の売上高は141億4400万円(5.0%増)、セグメント利益は11億3600万円(15.8%減)だった。

「ドトールコーヒーグループ」は、小売事業・フランチャイズ事業で、インバウンド消費を伴って人流が回復したことにより、ビジネス街や駅前立地を中心に売上高は上昇傾向。定期的なメニュー改定などでモーニングの時間帯も客数が徐々に改善している。

「ドトールコーヒーグループ」の売上高は235億900万円(8.2%増)、セグメント利益は13億9100万円(7.0%増)となった。

通期は、売上高1545億1400万円(3.8%増)、営業利益105億9900万円(10.4%増)、経常利益107億2300万円(11.5%増)、親会社に帰属する当期利益71億5600万円(4.0%増)を見込んでいる。

ドトール・日レスHD 決算/2月期増収増益、客単価増で既存店が回復

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