総合スーパー/8月はイオン2.1%増、PPIH3.4%増、ヨーカドー4.9%増
2025年09月30日 15:21 / 月次
流通ニュースがまとめた総合スーパー主要3グループの月次営業情報によると、8月の既存店売上(前年同月比)は、イオンリテール2.1%増、PPIH(国内リテール主要5社)3.4%増、イトーヨーカ堂4.9%増となった。
<8月の実績>
社名 | 既存店売上高(前年同月比) | 全店売上高(前年同月比) | |
イオンリテール | 2.1%増 | 2.7%増 | |
PPIH | 3.4%増 | 4.9%増 | |
イトーヨーカ堂 | 4.9%増 | 6.4%減 |
■イオンリテール(2025年2月期:売上高1兆7128億円)
既存店2.1%増、全店2.7%増
食品は、デイリー、生鮮食品、デリカ、食品専門店が好調に推移。特に、重点的に取り組んだピザの売上が大きく伸長したことで、既存店で36カ月連続の前年越えと安定成長を続けている。ヘルス&ビューティケアは、調剤の好調に加え、日焼け・熱中症対策商品等が売上を押し上げたことで、6カ月連続で前年実績を上回った。衣料品も暑さ対策アイテムの好調が寄与し、前年越え。ディベロッパー事業は、話題映画の公開や大型アミューズメント施設の導入によりサービス事業の売上が伸長、猛暑期間の集客にもつなげた。
■パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)(2025年6月期:売上高2兆2467億円)
・国内リテール主要5社(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店、ユニー)
既存店売上3.4%増、客数0.1%減、客単価3.5%増、対象店舗数626店
全店売上高4.9%増、対象店舗655店
・ディスカウント事業(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店)
既存店売上高3.6%増、客数0.7%減、客単価4.4%増。
家電製品5.6%減、日用雑貨品7.7%増、食品2.1%増、時計・ファッション用品3.6%増、スポーツ・レジャー用品7.1%増、対象店舗数498店
全店売上高6.0%増、対象店舗525店
・GMS事業(ユニー)※25年7月からディスカウント事業と商品カテゴリを統一
既存店売上高2.6%増、客数1.6%増、客単価1.0%増
家電製品6.5%増、日用雑貨品1.8%増、食品1.6%増、時計・ファッション用品7.5%増、スポーツ・レジャー用品8.6%増、対象店舗数128店
全店売上高1.2%増、対象店舗130店
■イトーヨーカ堂(2025年2月期:売上高7647億円)
既存店総売上高(SC計)4.9%増、商品売上3.8%増、客数2.3%増、客単価1.4%増、テナント7.0%増
全店総売上計6.4%減、うち商品売上9.5%減、テナント他0.8%減
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