サンエー 決算/3~8月は増収減益、既存店の改装などでコスト増加
2025年10月07日 15:34 / 決算
サンエーが10月7日に発表した2026年2月期第2四半期(中間期)決算によると、営業収益1222億1600万円(前年同期比1.3%増)、営業利益87億600万円(5.1%減)、経常利益91億600万円(3.5%減)、親会社に帰属する当期利益58億7400万円(1.0%減)となった。
主力の「小売事業」の営業収益は1175億900万円(1.1%増)、セグメント利益は75億200万円(8.4%減)となった。
3~6月の各部門売上は堅調に推移したものの、沖縄県の平均気温が前年より低く推移したことにより、家電(エアコンなど)の売上が苦戦。旧暦行事(お盆)のずれも食料品の売上に影響を与えた。既存店の建替えや改装に伴う休業や経費計上で利益は減益となった。
既存店については4月に「V21食品館我如古店」を改装し、6月に「石垣シティ」を建替えし新館を開店、8月には「V21食品館照屋店」を改装した。
また、新規業態として6月に「サンエーNintendo Area」、9月にフランチャイズ店舗「Soup Stock Tokyo 沖縄・浦添パルコシティ店」を開店した。
「コンビニエンスストア(CVS)事業」は、FC店舗を1店舗閉店、3店舗新規開店し、既存店も好調に推移した結果、営業収益は47億1800万円(6.9%増)、セグメント利益は11億8500万円(23.2%増)となり、大幅な増益となった。
通期は、営業収益2478億7600万円(4.5%増)、営業利益172億2700万円(1.8%増)、経常利益177億9600万円(1.9%増)、親会社に帰属する当期利益110億500万円(4.0%減)を見込んでいる。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。