ファミマ/9月、既存店売上高49カ月連続の前年越え
2025年10月10日 17:16 / 月次
ファミリーマートが発表した9月の月次営業報告によると、既存店売上高は前年同月比3.3%増、客数1.4%減、客単価4.8%増となった。全店売上高は1.3%増だった。
<9月の売上状況>
既存店 | 売上高 | 3.3%増 |
客数 | 1.4%減 | |
客単価 | 4.8%増 | |
全店 | 売上高 | 1.3%増 |
カード・チケットの影響を除いた既存店日商は2.4%と前年を上回り、49カ月連続で前年超えを達成している。
中食カテゴリーでは、おむすび・パン・カウンターFFを中心に好調に推移。おむすびは、「シンおむすび二刀流、発表。」キャンペーンの一環であるおにぎり専門店監修商品が好評を博し、好調な売上を維持した。
パンでは、パティシエ監修商品や「ファミマのお芋堀り」キャンペーン商品が売上をけん引。カウンターFFは、累計販売数24億食突破の看板商品「ファミチキ」を中心とした「ファミチキあげあげ祭」や、中華まんの新商品、ファミマのアプリ「ファミペイ」のクーポン施策が奏功し前年を上回る実績となっている。
加工食品カテゴリーでは、菓子、カップ麺が好調。特に菓子では「グミの日」のキャンペーンや人気キャラクターとのコラボ企画等も奏功し、売上伸長に大きく貢献した。
非食品カテゴリーでは、PB衣料「コンビニエンスウェア」の秋冬商品が好調。有名ブランドコラボのアウターTシャツも話題となり日用品の売上をけん引している。
物流配送の効率化や環境問題への対応、店舗運営の最適化を目的に、北陸地区で、おむすびや弁当等を配送する「定温便」を1日3便から2便体制へ変更した。
また、SDGsの取り組みの一環として、値下げ販売シールに「たすけてください」というメッセージと涙目キャラクターを記載する「涙目シール」が、食品ロス削減面で評価され、農林水産省・環境省が後援する「第34回食品安全安心・環境貢献賞」を受賞している。
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