アイテック阪急阪神ほか/施設従業員向けスマホアプリ開発、ウェルビーイングを支援

2025年11月20日 10:05 / IT・システム

アイテック阪急阪神、阪急阪神不動産、イグニション・ポイント、電通総研の4社はこのほど、施設従業員の包括的なウェルビーイングを支援するプラットフォームの開発と事業化を開始した。

阪急阪神

近年、Eコマースとの競争激化や慢性的な人手不足、訪日外国人の増加による顧客対応の多様化に加え、高齢者や外国人など多様なバックグラウンドを持つ人材が就業するようになり、商業施設を取り巻く環境が大きく変化している。

こうした背景を踏まえ、テクノロジーをもって従業員の心身の健康と生産性向上を両立させ、多様な人材一人ひとりが働きがいをもって活躍・就業できる施設の基盤づくりに取り組むという。

<「ここワク」利用画面イメージ>
阪急阪神

この共同事業の中核となるのが、施設の従業員向け専用スマートフォンアプリ「ここワク」だ。この施設(ここ)で働くことが、もっとワクワクするように――そんな想いを名称に込めた。

「業務効率化」と「エンゲージメント向上」を両輪で実現することをコンセプトとしている。

主な機能として、まず施設・テナント間の情報共有、各種申請、入退館管理を集約した。これでバックヤード業務の生産性を飛躍的に向上させる。施設の研修資料や動画を保存しており、いつでも学習できるようにすることで従業員の成長を促す。

そして従業員の「働きがい」につながる称賛文化を育むサンクスカード機能(従業員同士が互いに感謝を伝え合うためのもの)も導入し、ウェルビーイングを支援する。

今後は、スマートフォンアプリ「ここワク」の継続的な機能の拡充に努めるとともに、オフィスや多様な施設への展開を拡大し、将来的には、日本国内の労働環境の改善や労働課題解決に貢献することを目指す。

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