アトレは4月15日、JR恵比寿駅西口広場前に「アトレ恵比寿西館」をオープンする。14日、報道関係者向けの内覧会を開催した。
アトレ恵比寿は1997年10月に開業したJR恵比寿駅直結の駅ビル。
今回、アトレとして初めて、駅に隣接する他社の土地と建物に「アトレ」を出店する。クレディセゾンと連結子会社のアトリウムが土地・建物を保有し、アトレが1棟まるごとマスターリース方式で「アトレ恵比寿西館」を展開する。
西館の敷地面積は約1450m2、延床面積は約9700m2、店舗面積約4950m2、店舗数は27店。目標年商は66億円で、地下1階、地上9階で構成し、9階はバックヤードスペース、8階までが店舗スペース。
今回は、アトレ恵比寿本館もリニューアルを実施。アトレ恵比寿本館(店舗面積1万127m2)の2015年度の売上高は約215億円で、2007年にピークとなる売上高225億円を記録している。今回のリニューアルで、本館は225億円を上回る売上を目指す。
アトレ恵比寿本館の1日の来館者数は3万人で、西館ではその3分の1程度、1日約1万人の来館者数を目指す。
JR東日本では主な駅ビルとして「ルミネ」と「アトレ」を展開する。ルミネは新宿、池袋、北千住、立川、横浜、大宮などの大規模ターミナル駅で、ファッションを中心に非日常の広域商圏で展開する。
一方、アトレは、恵比寿、品川、吉祥寺、上野など中小規模のターミナル駅で、食品関連テナントの比率を高め、日常的に利用しやすい地元に根差した商圏で展開する。
西館の新設に当たっては、「街の中庭を作る」をコンセプトに設定。中庭でおしゃべりをしながら過ごすシーンをイメージし、建物の西口広場に面したガラス壁面には、5階、6階の無印良品を除き、飲食施設の客席を設けた。
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