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ローソン/中国出店3000店舗を突破

2020年10月26日 13:43 / 海外

ローソンは10月26日、中国における店舗数が3000店舗を突破したと発表した。

<中国のローソン店舗イメージ>
中国のローソン店舗イメージ

ローソンは上海市政府から招聘を受け、1996年に現地子会社(上海ローソン)を設立し、中国初の日系コンビニとして上海市に進出した。

設立当初 は現地企業との合弁会社として、日本のコンビニで人気のあるおでん、おにぎりを中国に初めて持ち込み、現地に定着させた。よりレベルの高い日本式のコンビニエンスストア展開を加速するため、2011年にはローソンの持分比率を85%まで高め、2017年に完全子会社にした。

上海でのノウハウを生かし、2010年以降、現地子会社を設立、重慶市(2010年)、大連市(2011年)、北京市(2013年)に出店。2014年からは、各都市で地場小売企業とのメガフランチャイズ契約(現地子会社が地場小売企業と契約を結んでの出店方式)を推進し、出店エリアと店舗数の拡大を加速させてきた。

また、パートナー企業が本部機能を持ち、指定エリアにおける運営開発全般を担うエリアライセンス契約を推進し、中国の店舗数は急速に拡大している。

エリアライセンス契約では、ライセンス先のパートナー企業が本部機能を持ち、商品開発・物流管理から、店舗開発・加盟店募集・運営管理まで、指定エリアにおけるフランチャイズ運営全般を担っている。

中国政府の商務部は7月、「コンビニエンスストアのブランド化とチェーン化への3年間の行動実行に関する通知」を発表し、2022年までに中国国内で30万店に増やす計画を打ち出した。

店舗数が3000店を突破したことで、中国本土における日系コンビニエンスストアの中でローソンは店舗数が最大規模となったという。

■中国でのローソンの歩み
1996年:上海市政府から招聘を受け、現地子会社(上海ローソン)を設立し、中国初の日系コンビニとして上海市に進出7月)
2003年:中国100店舗突破(1月)
2010年:重慶市に出店(現地子会社設立)
2011年:遼寧省大連市に出店(現地子会社設立)
2012年:浙江省に出店(現地子会社による)
2013年:北京市に出店(現地子会社設立)
2014年:江蘇省に出店(メガフランチャイズ契約)
2014年:中国500店舗突破(12月)
2016年:湖北省武漢市に出店(エリアライセンス契約)
2017年:中国1000店舗突破(2月)
2018年:安徽省合肥市に出店(エリアライセンス契約)
2019年:中国2000店舗突破(1月)
湖南省長沙市に出店(エリアライセンス契約)
天津市に出店(現地子会社設立)
遼寧省瀋陽市に出店(現地子会社設立)
2020年:河北省唐山市に出店(メガフランチャイズ契約)
海南省海口市に出店(エリアライセンス契約)
中国3000店舗突破(10月)

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