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くら寿司/日本・米国・台湾の3社で時価総額2500億円突破

2022年09月07日 16:00 / 海外

くら寿司は9月7日、日本、アメリカ、台湾の3社の時価総額が2500億円以上になったと公表した。同日開催した、第28期事業戦略発表会で、田中邦彦社長が明らかにした。

<米国のくら寿司>
米国のくら寿司

田中社長は、「くら寿司USAは、第3クオーターで黒字化を達成し、新規に8店舗を出店し、8月末で40店舗を達成した。また、くら寿司アジアは、コロナの影響も限定的で、好調に推移した。その結果、3社を合わせた時価総額は、2500億円を突破した」と述べた。

特に、これまで苦戦していた「くら寿司USA」が好調で、全店舗にロボットサーバー・テーブル会計を導入したほか、7月に実施した「鬼滅の刃」とのコラボレーション企画が好評だった。米国の現地会社の調査では、米国内で300店程度の市場規模があると言われており、今後300店を目指す。

また、コロナ禍により、米国では16%の飲食店が閉鎖されたと言われている。そういった状況であっても、全米のショッピングモールからくら寿司に、出店要請があり、年内に、ミネソタ州にある米国最大のショッピングモール「モールオブアメリカ」に出店する予定だ。田中社長は、「当面の目標として、メジャーリーグがあるような全米の主要都市、全てに出店したい」と述べた。

また、台湾は、新規に8店舗を出店した。現地では、回転寿司とIT化が日本を感じさせると人気となった。現在、人気チェーンとして地位を確立し、コロナ禍でも出店を継続し、48店舗まで拡大した。

田中社長は、「回転寿司は、世界を制する十分なポテンシャルがある。かつて、日本マクドナルドの創業者の藤田田さんは、マクドナルドのライバルは大阪の回転寿司だと言ってくれた。いま、米国のくら寿司の時価総額は1000億円となった。2030年度に、国内2100億円、海外1500億円、全世界売上3600億円を必達したい」と語った。

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