セブン&アイ・ホールディングスが4月7日に発表した2016年2月期の決算で、2017年2月期の連結業績予想は未定と発表した。
子会社であるニッセンホールディングスが将来に向けた経営再建プランを検討中であり、現時点において業績予想が未発表であるためで、今後、合理的な連結業績予想ができ次第、速やかに公表する。
なお、通信販売事業を除いた2017年2月期の業績予想は、売上高6兆100億円(2.1%増)、営業利益3890億円(7.8%増)、経常利益3857億円(7.7%増)、当期利益1841億円(10.1%増)。
次期の見通しでは、グループシナジー効果の最大化を図るため「成長の第2ステージ」に向けたグループ横断的な取り組みとしてオムニチャネル戦略を更に推進する。
様々な業態に亘る国内約2万店の店舗網を擁する優位性を活かした新しい買い物体験の提供を目指す。統合ポータルサイト「omni7」を通じ、付加価値の高い商品の販売やサービスの拡充を推進する。
グループ共通のプライベートブランド商品「セブンプレミアム」の売上高は1兆2000億円前年同期比19.9%増画している。
セブン-イレブン・ジャパンは、、既存エリアへの新規出店強化に加え、地域のお客様への更なる利便性提供とドミナント強化を目的とした既存店舗の立地移転を積極的に推進し、過去最高の1800店舗を出店する。
7-Eleven, Inc.はファスト・フード商品とプライベートブランド商品「セブンセレクト」の開発と販売に注力するとともに、ドミナントエリアにおける新規出店と自営店のフランチャイズ化を推進する。
イトーヨーカ堂は、事業構造改革を実行し、過去のチェーンストア理論から脱却し店舗を主体とする運営を推進する。
今後計画している40店舗の閉店のうち、20店舗の閉店を実施することにより収益性の改善を図る。
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