JR九州/4~9月はコロナ禍の消費需要低迷で営業損失11億円
2021年11月02日 10:40 / 決算
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JR九州が11月2日に発表した2022年3月期第2四半期決算によると、流通・外食グループの営業収益は196億6700万円(前年同期比33.2%減)、営業損失11億2400万円(前期は営業損失19億4700万円)、EBITDAはマイナス5億3700万円(前期のEBITDAはマイナス12億2900万円)となった。
小売業においては、コンビニエンスストアのリニューアルを行うとともに、4月に開業した「アミュプラザくまもと」に「ハンズビーアミュプラザくまもと店」を出店した。さらに、8月にオープンしたJR九州グループのECサイト「駅長おすすめのe-MALL」における「呼子 萬坊」や「FAMILK!!」のオンライン出店に加え、9月には、コンビニエンス事業では初の関東進出となる「ファミマ虎ノ門ヒルズ店」を出店した。
飲食業においては、4月に開業した「アミュプラザくまもと」にシナモンロール専門店「シナボン」を出店するなど新規出店の拡大に努めた。また、8月には「うまや」としては初の郊外型独立店舗を出店したほか、博多駅のホームの店舗をポップアップショップとして活用する取り組みを継続するなど、新たな需要の創出に向けた取り組みをした。さらに、不採算店舗の閉店など一層の経営効率化にも努めた。
しかしながら、駅構内店舗や既存の飲食店舗で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う移動需要の減少や消費需要の低迷による影響を受けるとともに、昨年5月にJR九州ドラッグイレブンの株式の一部をツルハホールディングスへ譲渡し、同社を前年第1四半期連結会計期間末より連結の範囲から除外したことの影響を受けた。
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