平和堂/3~8月減収減益、仕入価格・光熱費高騰で通期下方修正
2022年09月29日 10:30 / 決算
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平和堂が9月29日に発表した2023年2月期第2四半期決算によると、営業収益2032億1000万円、営業利益48億2500万円(前期は70億5400万円の利益)、経常利益55億6700万円(前期は76億5900万円の利益)、親会社に帰属する当期利益29億8200万円(前期は51億4900万円の利益)となった。
2021年8月 | 2022年8月 | (参考)2022年8月 適用前 | |||
実績 | 実績 | 実績 | 前期比 | 前期差 | |
営業収益 | 215,961 | 203,210 | 215,496 | 99.8 | △464 |
営業利益 | 7,054 | 4,825 | 4,789 | 67.9 | △2,264 |
経常利益 | 7,659 | 5,567 | 5,531 | 72.2 | △2,128 |
親会社株主に 帰属する四半期純利益 |
5,149 | 2,982 | 2,957 | 57.4 | △2,192 |
(単位:百万円、%)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、2023年2月期第2四半期に係る各数値について対前年同四半期増減率は記載していない。
行動制限の解除により前期のような営業時間の短縮や休業は発生しなかったものの、「巣ごもり消費」の恩恵を受けていた商品については需要が減少。国内食品小売業は、底堅く前年並みを維持し、国内衣料品、外食事業が回復したが、中国の「ゼロコロナ政策」により平和堂(中国)の収益が低下した。
光熱費上昇、主に単体の積極投資による一時費用増加による経費増に加え、中国の収益低下の影響を含め、減益幅が計画より拡大した。また、不採算事業、店舗の事業停止により特損が増加した。
通期予想は、ウクライナ侵攻による供給面の不安や原材料価格の動向により、想定以上に商品仕入価格や光熱費の高騰したことなどから、利益面を下方修正した。
営業収益4090億円、前回予想33億円減の営業利益108億円、同37億円減の経常利益122億円、同28億円減の親会社に帰属する当期利益65億円を見込んでいる。
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