富士通／ECの新たな顧客体験と業務システム効率化を実現「SNAPEC」

2020年09月09日 16:30 ／流通最前線テクノロジーズ

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次世代のリテールソリューションへ

そのほかにもSNAPECシリーズは注目集めるサービスも提供している。例えば、「SNAPEC-FORCE IoTメジャー hakaruno」だ。いわゆる「ささげ業務」向けの電子メジャーだが、hakarunoは他の電子メジャーとは異なりカスタマイズ性が高く、基幹のシステムとの連携も容易だ。

「多くのお問い合わせをいただいています。ささげ業務向けではありますが、実は想定していたファッション、アパレル業界ではない業種のお客様からのお問い合わせもいただいています」と話すのは、取材に同席した、富士通リテールシステム事業本部第二ソリューション事業部事業部長の清水圭氏だ。

採寸した数値をデータ化し、システムに反映するという単純な仕組みではあるが、アイデア次第でさまざまな活用が生まれそうなソリューションである。

＜「ささげ業務」向けの電子メジャーhakaruno＞

また、SNAPEC-EX ネットスーパーのオプションとなるが、ナビタイムジャパン社が提供する総合ナビゲーションサービス「NAVITIME」と連携した配送業務効率化も、ネットスーパーを始めたい事業者には注目のサービスだ。
　
「ネットスーパーを始めたばかり、あるいはこれから始めようというお客様にとって、配送業務の最適化、平準化は頭の痛い問題です。NAVITIMEを組み合わせて活用することで、精度の高い最適な配送ルートを決めることができます」と原田氏。配送ステータス管理や受領サインの電子化なども含めて提供することで、配送業務の効率化を実現する。

多くの小売業者がECの構築、充実を考える今、SNAPECシリーズには多くの相談、問い合わせがあるという。そうした中で、小売業者ではないが、「SNAPEC-EX B2B」への問い合わせも非常に増えていると原田氏は言う。BtoB向けのビジネスを展開している企業からの問い合わせだ。

＜「SNAPEC-EX B2B」の問い合わせ増えていると原田氏＞

　
「営業の方が取引先に出向いて、という従来の販売方法が難しいケースもあるのだと思います」と原田氏。ECと言えばBtoCのイメージがあるが、BtoBでもECの活用は進んでいると言える。

新型コロナウィルスの流行という特殊な状況は先が見えない。接触を極力避けるためのECサイトやスマートPOSといったソリューションはますますニーズが高まっていくだろう。長く利用すること、そして運用や拡張を見据えた選択をする上で、SNAPECシリーズは有力な選択肢となるはずだ。

「もはやECを分けて考える必要もないのかもしれません。ECと店舗の垣根はますます低くなっていきます。SNAPECシリーズはもちろんのこと、富士通として次世代のリテールソリューションの提供により、お客様の事業に貢献していきたいと考えています」と、取材に同席してくれた、富士通リテールビジネス本部デジタルビジネス統括部統括部長の松本良浩氏は力強く語ってくれた。

＜左から原田氏、松本氏、清水氏＞

■原田崇史氏略歴
1999年11月：富士通入社　流通業担当SE部門に配属
2009年4月：流通ソリューション開発事業部マネージャー
2013年4月：ECサービスソリューション事業部　部長
2020年4月：リテールシステム事業本部第ニソリューション事業部　部長（現在）
入社以来、流通小売業種に対するシステム／ソリューション戦略企画、製品開発・導入・サポートに従事。
現在はSNAPEC製品責任者として拡販活動に加え、新たなソリューションやサービスの企画・開発等も含めた全般を対応。

リテールシステム事業本部
第二ソリューション事業部
事業部長
清水圭氏
■清水　圭氏略歴
1992年：入社　流通業担当ＳＥ部門に配属
2003年：流通ソリューションサービス本部プロジェクト課長
2013年：流通ソリューション事業部プロジェクト部長
2017年：流通ソリューション事業部事業部長
2020年：リテールシステム事業本部）第ニソリューション事業部　事業部長（現在）
入社以来、流通・小売業種に対するシステム／ソリューション戦略企画、製品開発・導入・サポートに従事。
現在は流通小売ソリューション群の責任者として、ソリューション／サービスビジネス全般に従事。

リテールビジネス本部
デジタルビジネス統括部
統括部長
松本良浩氏
■松本　良浩氏略歴
1992年：富士通入社　流通業担当営業部門に配属
2004年：マーケティング本部／グローバル戦略本部
2014年：小売ビジネス本部小売ビジネス戦略室長
2020年：リテールビジネス本部デジタルビジネス統括部長（現在）
入社以降、流通業担当営業部門を経て、マーケティング部門、グロー
バル部門にて事業企画等に従事。2014年以降、小売業向けソ
リューション、サービスのマーケティング、企画、拡販活動に従事。

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