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ローソン/累計販売数1900万個「バスチー」にプレミアムな限定品

2019年08月06日 16:50 / 商品

ローソンは8月20日、累計販売数1900万個を突破したオリジナルスイーツ「バスチー バスク風チーズケーキ」の新作「プレミアムバスチー」(税込320円)を発売する。3週間で150万個の販売を目指す。

<プレミアムバスチー>
プレミアムバスチー

8月6日、都内でマスコミ向け発表会を開催し、「プレミアムバスチー」の特徴や開発経緯を説明した。

「バスチー」(215円)は、カリッとした香ばしいカラメルの表面と、中は濃厚、しっとりのチーズが楽しめる新感覚スイーツ。3月26日の発売から7月29日で18週連続でデザートの売上高1位を維持した。発売から3日間で100万個を販売し、同社のロングセラー「プレミアムロールケーキ」の5日間で100万個販売を超える実績を出した。

1個215円と100円台が多いコンビニスイーツの中では比較的高めの価格設定でありながら、発売から7週連続でデザート販売数1位になるなど大ヒット商品となっている。

期間限定商品となる「プレミアムバスチー」は、北海道産生クリームとクリームチーズにパルメザンチーズを加え、より濃厚な味わいに仕立てた。デイリー部の吉田祐子チーフマーチャンダイザーは、「レアでもない、ベイクドでもないなめらかさ、濃厚さがパワーアップ、ナッツとクリーム、焦がしカラメルソースをトッピングした贅沢なバスチーが楽しめる」と説明している。

<バスチー>
バスチー

東條仁美シニアマーチャンダイザーは、「ローソンのデザートで、チーズケーキのヒット商品が育っていなかった。人気のチーズケーキで女性客を取り込むため、昨夏から話題になっていたヨーロッパのバスク地方で愛されているこんがりとした焼き目の素朴なチーズケーキに着目した」。

「購入は7割が女性、特に30~40代の人気が高い。食感の珍しさ、手作りっぽさが受けている。手作り感を出すため、焼き目は一つ一つ工場で丁寧につけ、食感も小さいサイズなので火が通りすぎないよう、しっとり感を残す製法を採用した」と話している。

また、SNS映えし、店頭でも目立つビビッドな黄色のパッケージ、キャッチーで覚えやすい、インパクトのある「バスチー」という名称を採用。SNSのハッシュタグのつけやすさなどにも工夫を凝らし、大ヒットとなった。

現在、ローソンのスイーツはデイリー部の30~40代の女性3人が担当。ターゲット層に近い女性のチームが幅広い情報収集、ターゲット分析などを行うことで、ヒット商品を生み出している。

<吉田氏、東條氏>
吉田氏、東條氏

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