パナソニック/「混雑状況可視化アプリケーション」提供開始
2022年03月14日 12:40 / IT・システム
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パナソニック システムソリューションズ ジャパンは3月31日、「混雑状況可視化アプリケーション」を提供開始する。
画像解析を中心としたセンシング技術を軸に、現場を可視化し、顧客やパートナー企業と共に現場のプロセス改革を推進するSaaSアプリケーション群「現場センシング SaaS」の一環として同サービスをスタート。同社の画像センシング技術の特長は、太陽光や気象などの外乱影響を受ける屋外などの厳しい現場環境においても性能を発揮する。独自の画像処理アルゴリズムで、捉えたい対象・事象を特定できる点だという。
約60年間のカメラの開発技術で培ってきた知見と、約40年間にわたってさまざまな現場環境で蓄積してきたデータをもとに構築した画像処理アルゴリズム、あらゆるパターンのデータを学習させ精度を高めたディープラーニング技術を組み合わせている。
「混雑状況可視化アプリケーション」は、人の重なりに強いパナソニックの独自エンジン「人密集度可視化」技術を搭載した。従来、人の全身をカメラ画像から検出することで「人」を認識し、人数カウントや行動解析を行ってきたが、人が重なり合っている状況では検出に限界があった。
パナソニックは、人の頭部検出を行う独自のエンジンを開発。屋外かつ人が密集している状況においても、混雑状況(人数や密集度など)を計測できる。現場画像を活用した独自の学習、アルゴリズムで外乱に強いセンシングを実現する。1000人を超える群衆においても、計測が可能だという。
さらに、汎用(はんよう)ネットワークカメラのカメラ画像を活用できるため、センシング用専用の端末(特殊なカメラやセンサーなど)を設置する必要がない。
既に現場にネットワークカメラとインターネット回線がある場合は、新たな端末の購入・設置、インフラ整備などの初期コストが不要で、すぐに利用できる。カメラ台数やサービス利用期間に応じた導入しやすい料金体系のため、イベントなど期間を限定した利用にも柔軟に対応する。
ブラウザー経由でダッシュボード機能を利用できるため、計測結果を一目で確認でき、CSVファイルとしても出力。表示する間隔も1時間単位から1分単位まで選択可能で、エリア設定機能による特定のエリアの混雑状況を把握することもできる(最大5カ所)。
データベースにたまったデータは、Web API機能によって、顧客が利用しているアプリケーションなどへ連携対応も可能となっている。利用料は、月額サービス料(税別)=基本サービス利用料+カメラ台数ごとのサービス利用料。オプションサービスなども別途用意している。
なお、同社は、パナソニックグループの持株会社制への移行にともない4月より「パナソニック コネクト」に社名変更予定だ。
■現場センシング SaaS混雑状況可視化アプリケーションWebサイト
https://biz.panasonic.com/jp-ja/products-services_crowdedvisualization
■パナソニック現場センシングソリューションWebサイト
https://biz.panasonic.com/jp-ja/gemba-sensing
■問い合わせ先
パナソニック システムお客様ご相談センター
TEL:0120-878-410(受付9時~17時30分、土・日・祝日は受付のみ)
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