ファミリーマート/「相鉄さがみ野駅店」に飲料補充AIロボット採用
2022年12月15日 15:50 / IT・システム
相鉄グループの相鉄ステーションリテールは12月17日、Telexistence(テレイグジスタンス、以下:TX)が提供する飲料補充AIロボット「TX SCARA(ティーエックス スカラ)」を、同社が運営する「ファミリーマート相鉄さがみ野駅店」に導入する。
同ロボットをファミリーマートの鉄道駅店舗で導入するのは、全国で初めて。
同ロボットは、店舗スタッフの作業負荷が大きい飲料補充業務を行うもので、在庫棚から陳列棚に24時間自動で補充する。
ロボットに搭載された複数のカメラで、陳列棚の中から少なくなっている飲料を検知。TXが開発した独自のAIシステムが、過去の時間帯別の売れ行きデータなどを踏まえ、最適な順番を判断して飲料を補充するという。
最大で1日当たり1000本補充できる。
想定していない環境変化が原因でAIによる陳列が失敗した場合、遠隔操作モードへ移行。インターネットを通じて、オペレーターが遠隔操作を行うことで、迅速な復旧を支援する。
また、同ロボットと併せ、TX提供の店舗作業分析システム「TX Work Analytics(ティーエックス ワーク アナリティクス)」も採用する。同システムを導入することにより、店舗スタッフがどの場所で、どの程度の時間をかけて作業をしているかなど、業務の可視化や分析が可能としている。
飲料補充 AIロボットを24時間稼働することで、店舗スタッフは売り場を離れることなく、接客業務など、より付加価値の高い業務に取り組む。
また、店舗作業分析システムを通じ、作業の効率化、適切な人員配置の再構築を行うことで、労働環境の改善や店舗の質の向上を期待している。
■ファミリーマート相鉄さがみ野駅店
住所:海老名市東柏ケ谷2-30-31
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